地域活動に関する実践研究の総括


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2.調査の実施について

2.1 調査活動期間

       活動期間は、平成12年7月22日(土)〜平成13年1月23日(水)である。

       調査を開始し、最初の候補地区の研究会メンバーに接触を開始してから最後の研究会が終了されるまで実に6ヶ月間を要し、その間それぞれの研究会・実行委員会等に参画することとなった。

2.2 実施地域の選定

       平成11年度に行った「インターネット教育利用のための地域活動に関する調査」の内容を踏まえ、今年度は「普及」させることを目的とし、昨年度を上回る実施件数を目標とした。

       昨年度支援対象として実施された8地域以外の地区の中からランダムに選択し、該当地区の教職員・研究会等に対して平成11年度「インターネット教育利用のための地域活動に関する調査」の実施事例を基に面談調査を行った。その結果、活動内容・提案された企画等により候補地を15地区程度選定した。

       その中から、地域的広がりのあるイベント・研修会であること、地域に運営母体となる組織が存在し、地域の教育研究団体等が積極的にイベント・研修会等の開催を推進できること、などを重点に選択し、最終的には下記の10件のイベント・研修会の開催を支援することとした。

2.3 選定地区

      (1)北海道

      (2)東北地区

      (3)埼玉県

      (4)東京地区

      (5)静岡県

      (6)三重県

      (7)大阪府

      (8)和歌山県

      (9)香川県

      (10)長崎県

2.4 実施した具体的な支援

      2.4.1 各研究会への具体的な支援について

         各地区のイベント・研修会の実施運営に伴う支援は実に様々な形になった。実際に実行委員会に参画し、メンバーとして活動を行った地域は東北地区、東京地区、三重県、和歌山県の4地区である。ここではプログラム検討や講師手配などから、会場設営、会計、受付などまでの実際の一連の作業を他の実行委員会の方々と共に行った。

         その他の地区は実行委員会に対して側面的な支援を行った。各種ドキュメント(案内状、事業概要、開催要項、予稿集、後援依頼など)のサンプル提供、プログラム検討資料提供、実行委員会への会議室提供、DM発送・ユーザ訪問による直接PRなどの集客支援、必要な機材貸与など、多岐に渡る。

         各地区とも事前に、それぞれの実行委員会の運営方法にあった関わり方を検討し、実際の役割分担などを行っている。

         その他、全地区共通に情報提供として、CEC関連資料を参加者全員に配布した。配布資料は下記の通り。

        • 平成11年度Eスクエア・プロジェクト成果報告(CD-ROM)
        • Eスクエアパンフレット
        • CECパンフレット
        • 学校教員向けヘルプデスクサービス開始について
        • 特殊教育支援機器活用相談ネットワーク・センター
        • インターネット@ホーム
        • インターネット活用ガイドブック モラル・セキュリティ編

         配布した資料は全地区で喜んで頂いた。特にガイドブック的な資料はすぐに割当数を超えてしまうほどであった。

      2.4.2 技術・ノウハウ的な支援について

         各研究会には原則Webでの案内実施をお願いしたが、公開する場所を持たない研究会向けに当社のhttp://school.uchida.co.jp/サーバを貸与するため領域を開放した。希望する研究会には利用して頂こうと考えたが、結果として時間がなく準備できなかった研究会もあり、東京の1地区のみの利用に留まった。その他研究会は、その了承を得て所属する各地区の学校機関やセンターを利用したり、フリーのWebサービスを利用したりした。

         各地区の案内用WebページのURLは下記の通り。

        • 宮城
        http://www.jhs.tohoku-gakuin.ac.jp/m-sper/
        • 東京
        http://school.uchida.co.jp/cec12/e-square/04waseda/symposium/index.html
        • 三重
        http://ww1.ks-catv.gr.jp/iga2000/iga2000.htm
        • 大阪
        http://www.osakapref-sb.ed.jp/staff/nakashima/iyo2/
        • 和歌山
        http://start.at/kokokara/
        • 香川
        http://www.icte.net/seminar/20001210.htm
         また各種ドキュメントの案内状、事業概要、講師への講演依頼書、自治体への後援依頼書などを書面、文書データ、Webページなどでサンプルとして提供し、実際の案内、申請時に利用して頂いた。

      2.4.3 成果の対外的な公開について

         各イベント・研修会終了後は、速やかにインターネット上でその様子や関連ドキュメントを公開した。URLは下記の通りである。

        http://school.uchida.co.jp/cec12/e-square/index.html

         ここでは全地区のイベント・研修会名、日時、会場などの基礎情報に始まり、当日の様子を(JPG)、各種ドキュメント(案内状、事業概要、研究会規約、事業計画、事務局メンバーなど。主にWORD)を随時アップした。関連URLへのリンクも設け、研究会のWebページや報告書などへ直接辿れるようにした。



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