地域活動に関する実践研究の総括 |
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平成12年11月29日(水)18:30〜20:30 平成12年12月27日(水)14:00〜17:00 |
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西遠総合教育センター 情報教育室(静岡県浜松市) ホテルエンパイヤ(静岡県浜松市) |
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西遠情報教育研究会 |
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財団法人コンピュータ教育開発センター |
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浜松市、浜北市、天竜市、湖西市、引佐郡(引佐町、細江町、三ケ日町) 浜名郡(荒井町、雄踏町、舞阪町) |
西遠情報教育研究会
事務局 仲村 篤志
静岡県西遠地区において情報教育を正しく理解するとともに、普及することが必要であると考え、研究会を発足させることになった。
本研究会が、西遠地区のネットワークに関わる人間の繋がりを育て、地区の情報教育推進のリーダーを育成するきっかけとなり、西遠地区の情報教育の推進に大きく貢献することになると期待している。
勉強会には助言者である堀田龍也先生(静岡大学情報学部)にいっしょに参加してもらい、月1回西遠総合教育センターを会場として行っている。勉強会には会員25名のうち20名前後の会員が参加している。
勉強会の内容は主に実践発表である。一人あたり持ち時間5分で発表している。これは5分間でプレゼンテーションを行うためのトレーニングにもなっている。発表者は発表のレジュメとコンピュータによるプレゼンを用意して発表を行う。その後、質疑を行い実践の検討を行う。毎回5人前後の者が発表を行っている。発表者は事前に募集し、先着順で決まる。やる気のある者を登用するようにしている。また、時間がくれば発表者が残っていても、終了し次回に回すようにしている。
すでに5回ほど勉強会を行っているが、会を追うごとに発表内容が洗練され、内容の濃い発表がされている。
また、学会へ参加した者の報告もされている。
会の発足以来、会員同士の連絡はすべてメーリングリストを利用している。9月の発足以来2,000通を越している。多い日は40通ほどのメールが行き交っている。勉強会の案内、日ごろの実践の紹介、指導に対するアドバイス、教育情報の提供などさまざまに使われている。
また、このメーリングリストを利用することで、教師自身が情報を発信したり、受信したりすることが行われ、情報活用能力育成に役立っている。
今回の研究会も全てメーリングリストで広報を行った。出欠その他の連絡も全てメールで受け付けた。研究会実施後も、メーリングリスト上で発表の評価をし合い、次回以降の内容の検討も行った。各勉強会の発表者もML上で立候補を募り、最終的に事務局側で決定した。
日々の実践をメーリングリスト上で議論することによって、すぐに疑問点や問題点を解決することができ、情報教育の実践をする上で大いに役立っている。また、研究会の連絡や出欠、また研究会終了後に実践発表を評価したり、次回以降の会の内容の検討など、さまざまな連絡、意見交換を行っている。
このように、メーリングリストを教員が利用することによって、情報化社会の中で必要とされる情報発信のスキルやネットワークを利用したコミュニケーション・スキルを磨く上で大変有効であると考える。
初心者が情報教育を進めたくても、どのように学習活動を進めたらよいかイメージがつかめないために、普及していかない現状がある。そこで、情報マニュアルを地域の各学校に配布することを考えた。
マニュアル作成にあたり、編集委員3人を選出し、編集委員を中心として内容の割り振り等を考えた。また、会員全員が執筆に携わった。
マニュアルは文章だけではイメージが伝わりにくいため、イラストを多用した。しかし、イラストを外注するだけの予算がないために、会員が手書きで加えていった。
研究会が発足してから半年ほどしか経っていないが、会員の情報教育に対する意識の向上とともに、以前にもまして実践に対して前向きになっている姿がうかがえる。これも堀田先生のお陰であるとともに、会員が情報教育に対して興味を持ち始めたからである。今後益々、この西遠情報教育研究会が発展し、地域の情報教育に寄与すると共に、全国に向けて情報を発信し続ける研究会であってほしいと願う。
【日時】平成12年9月13日(水)18:30〜20:30
【会場】西遠総合教育センター 情報教育室
<事例発表(各発表時間20分、質疑応答時間5分)>
【日時】平成12年10月13日(水)18:30〜20:30
【会場】西遠総合教育センター 情報教育室
<事例発表(各発表時間20分、質疑応答時間5分)>
【日時】平成12年11月29日(水)18:30〜20:30
【会場】西遠総合教育センター 情報教育室
<事例発表(各発表時間20分、質疑応答時間5分)>
【日時】平成12年12月27日(水)15:00〜18:00
【会場】遠鉄ホテルエンパイア
<事例発表(各発表時間20分、質疑応答時間5分)>