2.1.4.参加校の状況

  ここでは参加した各校の校内の状況、エピソードや生徒・教師の様子について報告する。

2.1.4.1.大阪信愛女学院メディアセンター                                                                             

               市川隆司 ( 高等学校情報活用部 顧問 )

                                    t-ichi@osaka-shinai.ac.jp

                                    http://www.osaka-shinai.ac.jp/

 

 大阪信愛女学院は大阪市の東部にあり、幼稚園から短期大学までが同一敷地内にあるカトリック精神に基づいた女子教育を行う中規模の総合学園である。そのうち高等学校は各学年10クラス、生徒数1240余名で、インターネットクラスルームプロジェクト(以下:ICP)への参加は今回が初めてである。参加したのは、情報活用部の部員60名の内の10名である。あらかじめこのプロジェクトの概要を1、2年生に説明し参加者を募ったところ、2年生1名、1年生9名の参加希望があった。
 プロジェクト開始時、参加生徒の大半は高校入学後にコンピュータを使い始めたため、操作できるソフトは統合ソフト(クラリス・ワークス)程度という段階であった。生徒はインターネットの利用はもちろん、国際交流の経験も全くない状況であったが、同世代の外国人との交流を通じて互いの理解を深め、同時に英語を活用することが参加動機となっている。生徒は当初から電子メールの利用に興味を示していた。
 本学院のインターネット利用環境は、内部は幼稚園から短期大学まで各校舎が学内LANで接続され、外部へは短期大学から大阪地域大学間ネットワーク(ORIONS)を利用して128Kbpsの専用線で接続されている。また補助的にISDN回線でダイアルアップ接続も利用している。情報活用部は学院の共用施設であるメディアセンタを利用して週3回放課後活動している。メディアセンタにはコンピュータ教室が2教室あり、Windows95とMacintoshの生徒用コンピュータがそれぞれ24台設置されている。生徒はホームページの閲覧は日常的にできる状況にあるが、電子メールのアカウントは現在教職員にしか発行していない。 
 今回はこのプロジェクトのためにネットワーク管理者である短期大学の協力を得て、参加する生徒にメールアカウントを発行してもらった。
 活動を開始するにあたって、まず生徒たちはブラウザ(Netscape Navigator)と電子メールソフト(AL-MAIL)の操作とネチケットの講習を受けた。複数の生徒がコンピュータを共用することを考えて、電子メールソフトにはマルチユーザー対応で起動時にパスワードが要求されるAL-MAILを使用した。
 生徒たちの活動は各教室、つまりICPの各掲示板の内容を理解することから始まった。気軽に書き込めるためかV-MAILで自己紹介を書き込んだ生徒が多かった。特に参加する掲示板を限定していなかったので、続いてGUESS WHAT、DIARYといくつかの掲示板に顔を出す積極的な生徒がいた反面、思うように書き込みができない生徒もいた。後になってわかったことだが、最初事前登録が必要であったHOUSINGなどは何をしたらよいのか理解できず、住宅事情に関心があった生徒も十分に活用できなかった。また利用時間帯は放課後4時〜5時半であったが、掲示板へのアクセスに非常に時間がかかり待たされることが多かった。ICPのトップページからリンクしたプロバイダに置かれたWebページはそれほど時間がかからなかった。
 掲示板での活動に加えて、電子メールによる交流も10名中8名の生徒が行っている。V-MAILで自己紹介などを書き込んだ後に、韓国やオーストラリアからメールをもらい、各自2〜4回のメールの交換を行っている。内容としては家族や自分の興味関心など個人的なことが中心となっているが、電子メールを受信した喜びを大いに感じており、常に期待感を持ってメールソフトを起動する様子が日々うかがえた。
 生徒は、今回の活動から次のような点を強く感じている。
 参加している外国の人々の生活が自分たちとあまり変わらず、言語を越えて理解が可能である。交流を深めていくためには、内容を吟味して企画や予定を立てたり、自分の関心事を明確にして臨む必要がある。積極的に参加してくれた海外の学校が少なかったため、やや物足りなかった。海外と交流しているというよりも英語の学習をしているという印象が強かった。外国から質問を受けた際に自国に対する知識のなさを感じた。英語を母国語としない地域が含まれていたので、他の外国語に興味を覚えた。海外からの日本語での書き込みを見て、日本語を学習している高校生がいることを実感できた。掲示板での交流よりも電子メールによる交流の方が相手に対する理解が深まると感じた。
 確かに生徒は慣れない英語での交流に苦労も多かったが、語学面をカバーする画像、音声、映像といったマルチメディア素材を十分に活用できなかったことが残念であった。その原因はそういった素材を編集加工する技術が生徒たちに十分備わっていなかったことが挙げられる。今後は生徒たちが自分自身でそういった技術を習得できるよう操作マニュアルを作成したり、それぞれの生徒が得意とする分野で協力し互いを支援するような体制を作る必要がある。また情報を共有する掲示板の有効利用をどう位置付け、生徒が電子メールとの違いを理解して利用方法を考えていけるか検討する必要もある。語学面においては、英文の読み書きに時間がかかることに負担を感じている生徒が多いのは事実であり、自分の言いたいことが書けずにもどかしさを感じている中、限られた表現で活動が活発になるような方策が一層求められる。
 活動時間にも不足を感じたが、定期試験前、試験期間中の2週間は活動できないことがその理由のひとつである。さらにこの企画の進行中に日本では夏休み・冬休みの2回の長期休暇があり、休暇中は活動できなかったり、海外の学校との休暇のずれも時間不足を感じた理由である。今後多くの家庭からインターネットが利用できるようになれば、活動状況も変化すると考えられる。また交流を活発にするためにはさまざまなアイデアを出し合うことが必要であるが、生徒間でトピックを充分に出し合えない状況を考えると、もう少し生徒と指導者がブレインストーミングする時間が必要であった。その上で生徒たちがグループワークを行えば、各掲示板での発言もさらに活発化したのではないかと考える。
 多くの生徒が今後ヨーロッパ地域との交流を希望しており、発展的にフェイス・トゥ・フェイスのミーティングも行いたいと考えている。自己の能力、特に英語力に限界を感じながらも、8割の生徒が来年度も同様の企画があれば参加したいと考えており、国際交流の意義が生徒たちに十分浸透しているといえる。最後に「継続は力なり」と考えて、今後もこの企画がさらに発展するよう各方面のご支援を賜りたい。

 

 

2.1.4.2.帝塚山学院泉ヶ丘中高等学校                    陽一

  ICPに参加したのは、主として中学生を含むコンピュータクラブの男子生徒数名とタイの留学生を含む国際科2年生(女子73名)である。本校にPCL 教室と呼ばれるコンピュータ教室が完成したのは、一昨年の8月のことで、PCL 教室を利用しはじめたのは国際科2年生が1年次の秋以降のことであった。
 コンピュータクラブの生徒は、特に高校入試がない中学生は、時間を持て余していて、放課後、部活動の無い日でも、毎日のようにPCL 教室周辺をうろうろしている。
 これに対して国際科2年生の生徒たちは、国語表現(国語科)、国際理解(社会科)の課題提出、英会話のスキット練習、国際科英語スピーチコンテストの原稿作成、創作ダンスの発表会(体育科)、韓国研修旅行用のコーラス練習、同じく、英文メッセージ(My Message to Korea)提出、芸術科の課題提出、韓国のペンパルへの英文手紙作成など、授業外でやらなくてはいけない課題・宿題・作業で、身動きがとれない状況である。学級日誌を見ても、とにかく、忙しい、忙しいを連発している。これに毎月の定期考査が追い討ちをかけてくる。
 彼女たちが疲れているとはっきり分かるのが、PCL教室でタイピング練習をさせている時だ。コンピュータクラブの生徒や中学生・高校男子の授業やクラブでタイピングをやらせても目の疲労を訴えないのに、国際科の生徒だけは毎時間、目を真っ赤にさせては、痛い、という。はっきり言って彼女たちは疲れているのだ。
 本校のICPは、このような生徒を中心に展開されたのである。
 ICP で一番生徒が学んだことは、インターネットの多様なサービスである。Guess Whatなど多くのクラスルームではユーザ認証が行われる。Newsでは、担当の教員にメールを送らなくてはいけない。School Calendarでは、自分で登録してパスワードを受信しなくてはいけない。ICPで多様なサービスが提供されている意味は、コンテンツを別にして、このようなインターネットの多様性を体験させることも含まれる。
 掲示板にはファーストネームだけを書くように指導した。指導が徹底していない部分もあるが、セキュリティを意識させる意味があった。個人情報の記載についても、かなり厳しく指導した。
 夏休みの前後には、韓国研修旅行に印刷して持参する英文メッセージ集を作成。この一部は、ランゲージに掲載されているが、マイクロソフトのワードを使って書かせた。文字だけでは韓国の生徒も読んでくれないということで、ペイントソフトを使って絵を描かせたり、スキャナーで取り込んだ写真をはめ込んだりさせた。
 これを保存させるため、ネットワークを使って先生機のMOドライブを利用。生徒は、コンピュータがネットワークで接続されていることの意味を、このような作業を通じて学んだ。
 生徒の一連の作業を見ていて痛感したのは、英語のできない生徒の中に、お絵描きが上手な生徒がかなり見られるのに対して、英語をこつこつ勉強してきて英語力がついている生徒の中に絵心がなかったり、英文の内容が面白くなかったりすることである。
 ICPのトップページをデザインしたのは英語が苦手な生徒であったが、彼女は、ペイントソフトを使いはじめてまもない時期に,ICPの絵を描いたのである。英語力が表現力を伴わないと本当の意味では伸びないのだが、ICPの各掲示板では、生徒が自分の頭で内容を考えて、掲載しなくてはいけないため、応用力のない生徒は、何を書いてよいのか、とまどっていた。
 (「とまどっていた」という意味は、画面を見詰めながら、何もしない時間を過ごしたり、隣の生徒とおしゃべりをしたりしていたという意味)
 問題点としては、海外との連絡を密にしなかったため、海外からのレスポンスが少なかったことである。生徒の間にe-mailを送っても返事がこないという「風潮」ができてしまい、ICPの掲示板に対しても積極的に書き込むことが少なくなった。ただ、インターネット利用に関して、関心のあるサービスとして大多数の生徒がホームページ検索をあげたのに対して、約70名の生徒中、7〜8名が、e-mailをあげている。
 定期的にメールのやりとりをしているのは、これらの生徒たちである。メールの相手としてはICPのオーストラリアや韓国の生徒以外に、休暇中に滞在した海外のホームステイ先や本校から海外留学している4名のクラスメートなど。
 昨年12月に新亭女子商業高等学校(韓国)からやってきた生徒を大阪市内見学で案内した生徒は、韓国語ができない上に英語力がないと自覚していて、韓国の生徒に会う前は不安だったと語っていた。実際にはこの生徒は社会性があるため、すぐにうちとけた。韓国の生徒は大阪市内を歩き、緑や赤い髪の毛をしている日本の若者たちにショックを受けたようで、これをDiaryに書き込んでいる。
 Guess Whatで韓国の生徒が韓国の歌手グループの写真を掲載したとき、本校の生徒は、そのグループを知っていた。これは、10月に韓国研修旅行から帰ってきたばかりで、韓国で訪問した学校の生徒たちから話を聞いていたためである。
 本校のコンピュータクラブの生徒は高校生、中学生ともに男子のみである。事務局のオランダプロジェクトに参加している4名の国際科女生徒は、冬休み、長崎のハウステンボスに取材に行ってまとめをホームページに掲載している。HTML言語を教えたところ、大変興味を持って、自分たちでFTPしてホームページを管理している
http://210.163.117.210/~jin98/)。
 そこで、3学期は、放課後、男子ばかりのコンピュータクラブ部員にまじって、彼女たちの姿が、連日、見られるようになった。
 さて、その男子部員たちの中の数名がICPに参加した。彼らは掲示板に画像をはりつけたり、富士山の絵をgifアニメにして掲載していた。おもしろいのは韓国の生徒が、「今は北(朝鮮)にあるため行くことができないが、朝鮮で一番美しい山は?」という写真入りの質問に対して、この中学生部員が、新聞で見た金剛山(クムガンサン)のことではないかと正解を答えたことだ。これは韓国帰りの国際科の生徒たちは誰一人、正解できなかったことである。このあたり、社会面に対する関心の違いがあるのかも知れないし、コンピュータクラブの生徒はパソコンばかりで社会的な関心が薄いといわれるが、一概に、そのように言えない。というより、昔、パソコンをいじっていた時代の生徒と異なり、世界に開かれたネットワーク社会の一員として歩きはじめた生徒たちは、逆に時代の変化に目を向けているのではないか。
 この男子生徒たちに、写真をはりつけて、と韓国の女生徒たちが求めてきたり、韓国のハン先生が来校された時、いっしょに撮った写真を掲載したところ、「ハンサムだけど、(年下の)中学生なんですねえ」と掲示板に書き込んでいた。この中学生たちは、掲示板に英語を書きながら、「もう、英語で書くのには(慣れてきて)なんとも思わなくなってきた」と語っていた。
 国際科2年生以外に男子普通科2年の英作文の授業でもICPの掲示板を見せて、これにコメントを書かせたり、自己紹介を書かせた。彼らの何人かは、昼休みに開放しているPCL教室にやってきてコンピュータクラブの生徒たちに交じってメールチェックなどをしている。

 

最後に生徒の感想を掲載する。

「自分ひとりで、イラストを描いたり、海外の友達とメールを交換したり、エッセーや日記を書いたりしたこと、大人になっても、このことは自分にとってすごくプラスになると思います。」
「(後輩に)このコンピュ−タをつかえる授業は、自分にとって将来にむけてすごく役に立つ授業であるので、おもうぞんぶん、おもいっきりコンピュ−タを、つかってね!」
 

2.1.4.3.大阪府旭高等学校           西野 和典

(1)参加のねらい
 本校は,平成4年度から普通科に加えて国際教養科を併設した。この国際教養科では,外国の人々と相互理解を深めるためのコミュニケーション能力の育成や,異文化に対する相互理解を教育目標として掲げて,日々の授業を行っている。国際教養科の影響で,普通科においても国際交流や異文化理解の取り組みが始まり,海外語学研修や海外修学旅行の計画など,21世紀の国際化社会を主体的に生きる人間の育成を目指している。しかし,海外語学研修や海外修学旅行は,短期間の体験的な活動である。海外の高校生との交流を継続して行うためには,コンピュータネットワークの活用が有効であると考え,インターネットクラスルームに参加して,日常的かつ継続的な交流の実践を試みた。
 上記のようなねらいに沿って,以下のような活動目標を掲げた。
@ 他地域で生活する人々とコミュニケーションを図りつつ,互いの地域社会や  生活文化の交流を行い,比較することによって,異文化を理解し尊重すると共に,自らが住む地域を見直す活動を行う。
A @の活動を行うために,コンピュータやインターネットに関する最低限の知識や技能を身につける。

(2)参加生徒および参加クラス
  1年生 女子3名(国際教養科) 
  2年生 男子3名(普通科),女子1名(普通科)
 いずれも生徒も,筆者が本企画で担任を務める「Web Diary」のクラスで活動した。後述するような設備面での制約があるため,他のクラスへ参加は,Webページを見るだけに留まり,掲示板に書き込むところまでは進めなかった。なお,このインターネットクラスルームへの参加は,有志のサークル活動として行なった。

(3)交流の状況
 本校の場合,生徒が使用可能なインターネットに接続されたコンピュータが1台もない。コンピュータ室はあるが,全てDOSマシンでありインターネットに接続することができない。また,職員室には,大阪府から設置されたインターネット端末はあるが,職員用のため,生徒が直接操作することができない。また,校内の公衆回線を使うこともできないため,筆者のノートパソコンとPHSを用いてインターネットに接続した。モーバイルコンピューティングの技術を,室内で活用したのである。本校は大阪市内にあり,PHSの電波が届きやすい場所にある。また,PHS専用 の接続ポイント(PIAFS)も大阪市内には数多くあり,比較的容易に,しかも市内通話料金でインターネットに接続することができた。現在,PHSによる接続(PIAFS)での通信速度は,最速でも32Kbpsであるが,通信速度面での問題は無かった。さらに,1台のノートパソコンの液晶画面を,7名の参加生徒全員で見ることができないため,ノートパソコンの液晶画面の他に,17インチのディスプレイを購入し,それにも接続して表示させた。このような環境であるため,同時に複数の生徒がインターネットを操作することはできず,また,長時間の接続は料金的に負担が大きくなるので,次のような活動の形態を取った。

l     2週間に1度程度,全員で集まり,Web Diaryの他校の活動の様子や,その他のインターネットクラスの活動を,ノートパソコンとディスプレイに表示させて見せた。

l     Web Diaryへの入力は,昼休み,あるいは放課後に,生徒を一人ずつ呼び出し,ノートパソコンを使用させて行なった。

l     画面にWebページを表示させて英文を入力すると,接続時間が長くなるため,接続以前に,入力のフォーマットを紙に印刷して与えておき,英文を記入した段階で持参させて入力させた。

l     生徒が一人で操作する日には,その生徒の興味に合わせてWebページを探索させ,インターネットに対する興味や関心を持たせるようにした。

(4)成果と課題

 本校の場合,インターネットへの接続環境が全く無いところからの出発であった。このような環境でも,ノートパソコンとPHSを用いてインターネットに接続することができ,全員で毎日のように活動はできないものの,前述したように工夫して,活動を続けることができたことが第1の成果である。この活動を通じて,インターネットに興味を持ち,家族でパソコンを購入して,インターネットに接続するようになった生徒も現われた。活動のねらいとした,インターネットに対する理解や,他地域の人々との交流に対する興味や関心は,高まったと思われる。
 しかし,やはり,環境が整っていないため,充分な活動を行なうことはできなかった。Web Diaryに自分の日記を書きこんだ回数は,各生徒1度ずつほどであり,他校の生徒へのコメントの記入も,延べ17件に留まった。また,他のインターネットクラスで行なっている活動に参加して,掲示板へ書きこむこともできなかった。

(5)まとめ
 文部省は,2001年までに,全国の小・中・高校をインターネットに接続すると発表している。インターネットは学校や職場のみならず,家庭にも急速に普及するであろう。しかし,現状では,本校のように,インターネットに接続されていない学校も多く存在する。そのような学校がインターネットを利用しようとする場合に,本校の実践を少しでも参考にしていただければ幸いである。

 

2.1.4.4.兵庫県立神戸商業高等学校       教諭 坂東英敏

 本校では毎年、情報科3年生の課題研究の授業でE-mailを利用した国際交流を行ってきた。今年も4月当初からE-mailによる交流をはじめて、2学期に入った頃このプロジェクトを授業の中に組み入れた。メールの交換は、いつも返事がスムーズに返ってこないという問題を抱えているため、このプロジェクトを組み合わせることで週3時間ある課題研究の授業をスムーズに運営できると考えたからである。つまり、相手から返事がなかなか返ってこないことがあっても、その時にニュースの原稿を考えたり、そのホームページの制作を行ったりすることで、生徒は毎時間取り組む課題を持つことができると計画したのである。メールの交換の成否は、本人の努力よりもその相手によって左右されることが多く、生徒はいくら一生懸命がんばってもなかなかうまくゆかないことも多い。継続的なプロジェクトを持つことで、生徒が毎日目標を持って授業に取り組むことが大切であると考えた。
 しかし実際にはBBSも常に更新される訳ではないので、完全にスムーズに時間を利用できたとはいえない。しかし、このプロジェクトを行うことで、担当になった生徒はその責任が単一の相手に対する返事を書くことよりも大きくなった。多くの生徒が参加するプロジェクトの運営をしているという責任から、ニュースの原稿を考えることや、ホームページのアレンジなど、常に密度の濃い授業として取り組むことができた。
 2学期が始まって最初に取り組んだのはWorld News Projectのホームページの制作であった。試しに日本のニュースを一つ取り上げて、タイトルを作り、BBSにリンクを張っただけの簡単なものを作った。アメリカのSaraからのメールで、もうちょっとかっこよくならないかといわれて、困っていると、彼女がデザインをやり直して新しくなったページを送ってきてくれた。また同じ頃  ノルウェーのRoaldからはBBSのレイアウトや色使いなどについてもアドバイスがあり、これは本校の生徒が「なるほど!」ということで、訂正してくれることになった。生徒は海外の先生たちに教えてもらっているという実感があったようで、大変喜んでいた。(私のデザインの才能のなさのおかげか?)この時以来、ホームページの更新の作業はほとんど生徒の手に移った。
 プロジェクトが進んでしばらくして、日本の商品券(地域振興券)のニュースが登場したときにBBSへの書き込みが多くなった。やはり、生徒とニュースというのは何でもいいというわけではなく、その内容によって全く反応のないものもあったのだが、これは身近だったことで書きやすかったのだろうか、海外からの質問も加わっていた。
 BBSは本校では比較的英語をすぐ書ける生徒がコメントを書くと、ほかの生徒が同じようなことを繰り返して書きにくかったらしく、それまで黙っていた生徒が、このとき登場するチャンスが訪れた。彼女は2万円の価値について考え、どうすればノルウェーの生徒に伝わるかと、工夫していた。これまで授業の中でなかなかメールの交換もうまくゆかず、ニュースもコメントするタイミングを失っていたため、授業はそのときまでおもしろくなかった(彼女のレポートから)そうであるが、このときはクラスのほかの生徒に自分で考えた表現方法を確かめたり、いろいろ計算したり、大変行動的であった。航空券で同じ価値を表現すべきか、マクドナルドのメニューにすべきかそれともトイレットペーパーの個数で表現しようかと、生徒の間で議論は高まっていった。このときそれまでメールの交換の相手と物価についての比較をしていた生徒がいたことに彼女が気づき、「へー、やっぱり大変なんやね」と、相手の取り組みを高く評価していた。普段の授業ではなかなかほかの生徒がなにをやっているかを感じ取る余裕はなく、またあったとしてもごく親しい関係の生徒に限られていることが多いのであるが、その枠を越える経験ができたのもこの共同プロジェクトの成果だと思われる。
 このプロジェクトから生じた生徒の動きをもう一つ述べることにする。
  授業選択の前に(これは選択授業である)英語を使ったメールの交換を中心にする授業で、生徒が持つ一般的なインターネットのイメージとは違うことを説明していた。つまり、ウェッブサーフィンをするのではないということを強調していたのである。BBSにコメントを書き込んだ生徒が、「ほかにコメントを書き込んだ人が私たちのことをどんな人間か知りたいんじゃないかな?私もそうだから。」ということで、自己紹介のページを作ろうと言うことになった。自分にどんな特徴があるかとか、血液型をなぜ書くのかとか、写真は載せるべきかとか、生徒が作ったものにこちらが少しコメントを加えるとそこから生徒同士の議論が生まれ、そのなかで各自がよりよいページを作ることができた。    
 また、技術的にも音声を取り込んだ自己紹介のページを作る生徒のために、real audioの利用の過程で多くのことを学んだ生徒もいた。その生徒の音楽のために、クラスが盛り上がり、結局は伴奏、コーラス付きの音楽(山羊さんの歌)に仕上がった。
 今年の授業は、E-mailの交換のように個人がそれぞれ取り組んで自己実現をすることと、このプロジェクトのようにクラスが共同で一つのことをすることが、お互いの短所を補いあってうまく機能していたように思う。
 目前にいる相手と違い、なかなかスムーズにコミュニケーションのとれない中で一定の教育目標を設定し、成果を上げるということは大変なことである。そのためには様々な工夫と忍耐、及び多くの人の助けが必要となる。しかし、このようにして成り立つ授業は、生徒と教師に多くのことをまなぶチャンスとその意欲を与え、成長させてくれたと思っている。

 

2.1.4.5.神戸市立葺合高等学校                       桝井 伸司 

 葺合高等学校では2年生および3年生の英語科EE(英語表現)の授業でICPに参加した。このEEのクラスは2年、3年とも1クラスを2分割したクラスで、小人数で英語を使った様々な表現方法をALTとともにティームティーチングの形態で学習している。インターネットクラスルームへの参加にこの2クラスを選んだのは、現在本校はハード環境(生徒用:テキストのみ入力可能パソコン15台、教師用:Windows98マシン1台)にあり、小人数での参加を余儀なくされたためである。しかし、来年度は市による高等学校用コンピュータシステム入れ替え(Windowsマシン40台)が実施されると同時に、こねっとプランにより既存の神戸市防災ネットと生徒用コンピュータが接続され、生徒が直接インターネットにアクセスできるようになるので、状況は大きく改善されるものと期待している。上記参加生徒のうち、3年生は、Guess Whatのコーナーに参加した。Guess WhatはICPの掲示板を使ったコーナーであるが、本校ではReal Videoを使って日本独自のもの、例えば、ふろしき、まきす等をクイズ形式で紹介した。

http://www.kobe-school.net/G-J/pictures2/guesswhat.html

*要パスワード
  授業の中では、まず、生徒14名を7グループに分け2人づつのペアを組んだ。
  次に、紹介すべきものを考え、それについての短いストーリーを作成。小道具を使ってプレゼンテーションを行ったものをビデオに撮影した。最後に、撮影したものをReal Videoのファイルにコンバートし、それをWebに掲載した。ところで、このReal Video化したファイルであるが、http://www.real.comにあるプログラムを使った際にG2という新しいプレーヤーでしか再生出来ない形式で保存したために、MACには対応していない等の様々な条件が重なり、海外校では映像を見ることが出来ないという状況があったようである。これは今後注意を払うべき事態である。
  2年生のEEクラスは4月当初より、インターネットを利用した交流を授業の中で実施してきた。年間を通しての交流相手には、学期の違いやメール交換の頻度を考慮して、特定の学校ではなく、複数の学校を選び計画に組み込んだ。今回初めてコンピュータを扱うという生徒が大半であったため、最初の授業では操作法よりもまず、写真を取入れた自己紹介文を画用紙に英語で書き、手書きホームページを作ることから始めた。そして、2度目の授業で出来上がった手書きのホームページをスキャナーで読み込み、パスワードで保護されたディレクトリーに置き、交流している相手だけに見てもらうことにした。
http://www.kobe-school.net/G-J/pictures2/           
  3度目の授業にしてやっと、コンピュータの基礎的操作法(起動法、エディターの使い方等)を指導し、電子メール作成の基礎作りをした。今回初めてキーボードにさわった生徒の中には、キーの位置に戸惑う場面も見られたが、操作に慣れている生徒の助けもあり、すぐにほぼ全員がスムーズに英文を入力することができるようになった。
 基本的操作法をマスターしたところで、次はBiopoemを使った自己紹介作成に取り組んだ。Biopoemとは、自分の好きなもの、恐れるもの、信条等を詩の形式で表現するものである。このBiopoemをハワイのICP参加校であるWaipahu高校の生徒たちと交換し(ISDNTV会議のため)、また、上記サイトにも置いた。
  その後の授業では、テーマを決め、そのテーマに添って作品を作っていくという作業を繰り返した。
Kotowaza on the Web
(http://www.kobe-school.net/kotowaza/)はその中から生まれたもので あり、オンラインマガジンである
MidLink Magazine(http://longwood.cs.ucf.edu/~ MidLink/)にも紹介された。同様の経緯で作成したのがHousing in Japan
 (http://www.kobe-school.net/housing/)である。後日ICPのクラスルームの1つになった
 Housing BBS (http://www.kobe-school.net/housing/bbs2/)はこのHousing in Japanをもとに作成したものである。授業では生徒14人を数グル
プに分け、項目ごとに調査、ページ作成を行ったが、(詳細はHousingの項 参照)調査編集というプロセスに慣れていないせいか、生徒にとってはかなりの負担となったようである。しかし、それが逆に達成感に結び着き、生徒からは、「とても難しかった。でもやり遂げたあとは充実感があった。」という感想が多く寄せられた。
  2学期になってからはハワイとのISDN TV会議のため、授業の大半をその準備に費やす必要があったが、ドイツとのメール交流、ICPカレンダーなどもこれと並行して進められた。メールの返事がこない等の理由で授業が進まないというような事態が起こることを懸念しての策であったが、生徒の中には戸惑いを感じる者もいたようである。
  今回これらの取り組み結果から、授業の中でインターネットを利用するに当たっては、ICPのような仮想クラスルームを用いたプロジェクトは非常に有効であると実感できた。授業での活動を、グループ別のトピックベースのものにすることが出来るということがその主な理由だが、その対極に、従来の電子メールベースでは話題が個人的なものなのか全体に対するものなのかという区別がつきにくく、また、話の流れも整理することが困難であるということがある。他にも、掲示板を利用したICPのような形式を取ることで参加校がそれぞれの授業の進行に合わせてプロジェクトを選択することができる。プロジェクト終了時にはそれを学習成果(プロダクト)として残すことができる。そのプロダクトを次年度も継続して利用することもでき、またそれをさらに改善してよりよいものを作っていくことも可能であるという様々な利点もあげることができる。
  以上の事を踏まえて、仮想クラスルームを用いたプロジェクトは、今後ますます増えてくるインターネットを利用した授業を円滑に進め、さらに意義ある内容に高めて行くための一手段として認識すべきものであると考えている。

 

 

 

 

 

 2.1.4.6.高岡商業高等学校                      正木 由美

 masaki@takasho-hs.ed.pref.toyama.jp

 http://www.ed.pref.toyama.jp/sc352/

 

 オーラルコミュニケーションAのクラスで“GUESS WHATのページに取り組んだ。20人の生徒で,インターネットに直接接続したコンピュータ10台を使って行った。
 授業の構成はINPUTとOUTPUTに分け、INPUTの最初の時間ではテキストを使い、物を描写する表現を学習した。OUTPUTの時間で、生徒たちが自分の身の回りの物を選び、それについて説明する表現を作ったりデジタルカメラで写してその画像をフロッピーに保存したりした。
 生徒たちが実際に授業中にしたのは,文章のGUESS WHATのページへの入力と画像を取り込むところまでである。
 もう一クラス,コンピュータを使い慣れている40人のクラスでもいくつか入力したがここでは人数とコンピュータの割合が4対1だったので限られた時間内にするために、協力して4人で1つ作成した。
(画像
@ http://210.163.117.210/~toppage/bbsgw/
 注:本画像はguess whatの項で掲載済
 机上での「物を描写する文作り」の活動に比べ、各生徒が生き生きと取り組む姿が印象に残った。自分で選んだ物について、第3者に伝えるために,ヒントの英文を作るということが,彼らにとってより「現実的」な学習となり,意欲を持って作業を進めることができたのかもしれない。
 また、デジタルカメラの使用そのものに興味を示し、即座に紙で折り鶴を折ったり、おにぎりを載せたりしていた。
 インターネット上に他国からの反応がなかったので活動が深まらず、また、期待したコミュニケーションのやりとりもまだ始まっていなかったので残念であった。こちらから積極的に外国の生徒のメールに応答し、こちらの載せた情報に対しても反応を依頼すべきであった。この点に関しては、他校の実際に交流した活動から学ぶべきところが多い。

 

2.1.4.7.岡山芳泉高等学校                        沼本  竜哉

 岡山芳泉高等学校では2年生の土曜日講座の授業で海外との交流を試みた。本校の2年生では授業日となる土曜日を活用して教員各自の得意分野を生かした独自の講座を設定し,生徒は自由に選択して希望講座を受けるという形をとっている。今回の海外交流プロジェクトは「パソコン英語講座」という名称で生徒に紹介した。今年度は93名の生徒が希望し,70分間×2講座,各41,42名受け入れ,2名の教員でティームティーチングを行うという形態で開始した。利用環境としてはNEC MateServerNX SV26Dをサーバとして,クライアントNEC VersaProNX PC-VP13WSBA1(21台),さらに生徒が失敗を恐れることなく自由に使える専用WWWサーバ1台という構成で,Windows NT環境で授業を行った。また海外から届いたメールを出力するためにEPSON LP-18004台,電子メールソフトとしてAL-Mail32, Webページ作成にはMicrosoft FrontPage 98を使用した。 英語をメールや情報交換の手段とすることにより,英語学習に対する意欲と英語による自己表現力の向上を目指すこと,メール交換やメーリングリストの活用,またWebページ製作のための操作手順を学び,情報に対応できる基本的な態度を身に付けさせること,さらに,共通の目的を設定して,その達成に向けて双方で協力して努力することにより,より深い相互理解を目指すこと,などを主な指導目標として取り組んだ。

〈指導の流れ〉
第1回(5/30)ネットワークコンピュータの基礎
ネットワークにつながることによって,どのようなことが可能になるのか,WWWと電子メールを中心に概略を理解させる。
第2回(6/20)Windows NT操作の基礎
Windows NTの立ち上げと終了の仕方,Windowの操作,日本語入力とタイピング,ブラインドタッチへの挑戦,ブラウザー操作の基礎等について習得させる。
第3回(6/27)電子メールの設定とAL-Mail32操作の基礎
あらかじめ規定のユーザ名で設定したフロッピーディスクを生徒数分用意し,それぞれのユーザ名,パスワードを使って初期設定を行わせる。さらにAL-Mail32の基本的な操作の仕方を理解させる。
第4回(7/4)インターネットを利用して,英文メール(自己紹介)を送ろう
英文メール作成を支援するWebページをいくつか紹介し,ブラウジングの練習をしながら,自己紹介のメールを作成させる。最初のメールは担当者へ送信させ,正常に操作が行われているかどうか,チェックを行う。
第5回(9/5)リクエストメールの交換
それぞれの学校で「こういうことが知りたい」というリクエストを交換し,それに応えて,学校生活紹介,学校行事紹介,日本の伝統行事紹介といったメールを作成し送信する。
第6回(10/3)個人対個人のメール交流開始
交流相手校に生徒の電子メールアドレスのリストを送り,1対1のメール交流を開始する。できるだけ個性的なメールが書けるよう助言する。この講座以降は定期的に放課後コンピュータ教室を生徒に開放し,自由にメールチェック,返信ができるように配慮する。自宅にパソコンがない生徒については,海外からのメールをプリントして持ち帰り,返事を英語で下書きさせて,講座の時間中,または放課後を利用して入力させ,返信させる。
第7回(11/7)各自で工夫したトピックやテーマでメール交流を楽しむ
できるだけ多種多様なトピックやテーマを設定させ,お互いの文化や習慣の違いに身近に触れられるようなやりとりができるよう支援する。
第8回(11/21)Webページづくりに挑戦
Microsoft Front Pageの基本的な操作法について習得させる。生徒が失敗を恐れることなくWebページづくりができるよう,外部からは閉じられた講座専用WWWサーバを用いて,交流相手校の生徒が見て興味をもってもらえるようなWebページ製作を試みる。メールの返信を希望する生徒にはそのための時間を確保する。
第9回(1/16)Webページ製作開始
それぞれの設定したテーマに従って,Webページの製作を開始する。利用する写真や資料の収集にもあたらせる。
第10回(1/30)Webページを改善する
ある程度のWebページが出来上がった時点で,交流相手校からアクセスできるようにして意見や助言を求め,それに基づいてページの改善を図る。
第11回(2/6)Webページ完成へ向けて
芳泉高校のWebページとして公開に足る内容となるよう仕上げを試みる。完成できなかった生徒は春期休業中も継続して製作に当たる。
第12回(2/20)総括・まとめ

 コンピュータを授業に活用して,海外とまったく新しい形で交流できたことで,生徒の反響は予想以上に大きかった。海外からメールが返ってくるのを心待ちにして,熱心にパソコン教室に通い,放課後も残って英文メールに取り組む生徒たちの生き生きとした表情がたいへん印象に残った。今までは辞書を引くことすら面倒がっていた生徒が,自ら進んで和英辞典に親しみ,ブラウザを通して調べたモデルセンテンスを活用してメールを書いている。交流相手校の一つシルバークリーク校が日本語を学ぶコースを持っていることから,たどたどしい日本語のメールも届くこともあり,お互いに言語に対するコンプレックスが速やかに消えていった点もたいへんプラスであった。自分にメールをくれた遠い海外の友達に何としてでも英語で返事を返したいという思いが,生徒たちをこれまでになく積極的にしたようだ。生徒からは「海外に友だちができて,本当に国際交流をしているという実感が持てた。」「家族や仕事についての考え方の違いがわかっておもしろかった」「以前から興味があったインターネットが使いこなせるようになってうれしかった。」「自分の書いた英語が通じたことで,自信が持てた。」「3年生になってもぜひ交流を続けていきたい」といった前向きな感想が多く聞かれたが,やはり2人で1台という制約は大きな壁となっていたようで,「1人で1台使いたかった」という声も強かった。
 生徒にとっては実に楽しい充実した講座となった反面,担当者には各講座のための準備や講座中に発生するトラブルの処理に追われる日々となってしまった。受講を希望した生徒を受け入れ可能な限界人数まで無理して受け入れたため,生徒からの質問に,2名の担当者で駆け回ってもとても間に合わない状況であった。また担当者の予測を越えたトラブルにもしばしば悩まされた。最も深刻だったのは,出したはずのメールが届かないといった種類のトラブルで,その原因のほとんどはアドレスの入力ミスによるものであった。幸い双方の担当者で協力して調査にあたり,短期間で解決でき,講座を進めることができた。こういったトラブルに対する処置をしっかり確立していくことの大切さを改めて認識させられた。また実際に交流相手校の生徒が日本を訪れた際,本校に訪問するという形でのさらに進んだ交流もあり,こうした直接の交流への対応も見据えて今後の活動を考えていく必要がある。

参考文献

・Eメールの書き方・読み方・送り方 八木重和著 技術評論社
・インターネット英語表現辞典 
 塩澤 正/スコット・シェフェルバイン編著 三修社

 

利用したURLなど
・コピーで使えるEメール http://www.natsume.co.jp/kotoba/08kotoba/kotoba01.html
・英語でEメールを書こう http://www.wnn.or.jp/wnn-s/e-mail/
・辞書検索 http://www.hidecnet.ne.jp/~kimkaz/gijyutsu/jisyo.htm

 

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