3.3プロバイダーに管理を委託する手法

 ネットワークのメンテナンスについては,文書としては,以下に上げる内容である。

    ネットワーク全体の構築に関し,定期的に会合を持ち,要望事項に対して適切なコンサルテーションを行う。また,適宜,最新の情報を提供する。(安定稼働までは随時:輪之内町教育委員会が必要と考えた時、安定稼働後は3ヶ月に1度程度)

    ネットワークシステム全般運用に関し,適切なコンサルテーションを行う。また,適宜,提案を行う。

    各サーバ機器の構築/変更に際し,要望に従ってサーバの構築/変更を行える体制であること。

    システム維持に必要な各種管理資料を作成し提供する。

    障害発生に対しては,迅速に対応し,復旧作業が開始可能であること。

(*メンテナンス等の条件については,契約業者と再度、検討を行うものとする)

 実際には,メンテナンスを行うプロバイダーと連携を取り,システムなどの変更を進めていったというのが現状である。委託する側も委託される側も模索状態から始まった。
 ユーザの登録,ログの管理からCGIの設定まで,すべてを委託しているが,教育委員会側からも定期的に作業状況を見ながら,随時の変更・確認をしている状況である。委託する側が,いろいろな希望・提案を行い,それにあわせて作業が進められた。教職員に対してどのような権限を与えるか,外部からの進入に対しての対応という場合でも,相互に意見を交換しながら,進めていった。
 委託されるプロバイダ側も町教育委員会に,きちんと対応できる人材がいるから,メンテナンスができるというのが事実である。100%の委託といわれてもどのように対応してよいか迷っていると考えている。

 

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