平成9年度の研究グループでは、NMDAによって開発されたクライアント型フィルタリングソフト(IFS)を用いてレイティングシステムの運用評価を行った結果、教師が複数のパソコンに対して一括して管理するためにプロキシサーバを利用することが必要であることが判明した。本年度は、この要求に対応してNMDAで開発されたプロキシ型フィルタリングソフト(SFS)を用いてレイティングシステムの運用評価を開始した。これまでにプロキシ型フィルタリングソフトの商用が可能であることを確認している。
なお、NMDAのラベルデータベースが拡充され、実用段階に近づいてきている。今後、レイティング基準を確立しこれに基づくレイティングを推進することにより、教育用レイティングシステムとして運用する環境が整備されることが期待できる。