2.企画選定

ここでは国際化に関する企画の選定経過について記述する。

 

2.1 重点企画の候補と国際化ワーキンググループの設置

 企画を進めるに当たって、100校を中心として、国際交流に関連する企画で 重点的に実施することで企画が進むと考えられるものを事務局で選出し、その企 画を中心となって推進している学校の責任者を含む学識経験者により「国際化ワ ーキンググループ」(以下国際化WG)を設けることとした。このWGにはそれ ぞれの企画が効果的・効率的に推進されるよう定期的に会合を開き、専門的見地 からの示唆を期待し、特に教育利用の分野において、世界的に発展してきたネッ トワークを国際交流・国際化にどのように活用するか、海外の教育関連機関と連 携したどのようなネットワーク利用企画が有効か、などの点について集中的な議 論と実施案の策定やその推進を図ることを依頼した。
 
最終的には報告書作成のための編集方針の検討や、執筆も依頼することとした。 また常時オンラインで意見交換が可能なように国際化WGのメーリングリストを 立ち上げ活用した。

 

国際化ワーキンググループ委員名簿(敬称略:順不同)

 

区分

氏名

所属

主査

赤堀 侃司

東京工業大学 教育工学開発センター 教授

副主査

田中 博之

大阪教育大学 教育学教室 助教授 

委員

影戸 誠

名古屋市立西陵商業高等学校 教諭

委員

高木 洋子

テレクラス・インターナショナル・ジャパン代表

委員

辻 陽一

帝塚山学院泉ヶ丘中・高等学校 教諭

委員

Hillel.N.Weintraub

同志社国際中高等学校 教諭

委員

藤村 直美

九州芸術工科大学 教授

委員

美馬 のゆり

川村学園女子大学 講師

委員

島崎

大和市立林間小学校 教諭

 

2.2 企画の決定

上記の国際化WGでは国際交流の実践研究の企画決定に際し、

・実現の可能性があること
・相手が明確になっていること
・1対1ではなく、教育機関が介在した複数学校間の活動であること
・これから国際交流を計画している学校の参考になる実践事例が作成できるこ
・インターネットの特性が生かされていること

等を勘案し、次の4企画を決定した。

@ インターネットクラスルーム
A アジア高校生インターネット交流プロジェクト
B Me and Mediaプロジェクトの展開
C KIDLINKへの参加

これらの交流の実践を通じて得られた手順等はガイドブックに反映することとした。

 


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