マイタウンマップ・コンクール 開催趣旨

 文字だけで情報をやり取りをするパソコン通信が認知されはじめた頃、このコンクールはある先生からのメールがことの発端となり、「子ども達にパソコンで地図を創らせてみたい」という小さな思い付きはこんなに大きなコンクールに成長しました。開催を重ね、ネットワーク環境が激変する中、とてもたくさんの作品をご紹介することができました。

 住んでいる場所が違うと、風俗・習慣も違い、挨拶の仕方から、食べる仕方とか、あらゆるところが違うことを理解すること。自分たちは自分たちの良さがあるけど、他人にも良いところがあると認め合うこと。ネットワークを通してそれぞれの価値感やそれぞれの生活を尊重し合い、認め合うという力をネットワークを通じて身につけて欲しいと願っています。

 『マイタウンマップ・コンクール』はICT時代の到来を感じ、1994年にスタートしました。回を重ねるごとに内容も充実し、参加者は生徒・学生などの学校作品に限定されることなく、熟年層を含めた一般の人たちにも広く認知され、それぞれの学校を舞台にしたコミュニティも多様化しています。

 最優秀作品には内閣総理大臣賞が授与され、総務省、外務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省からもそれぞれ大臣賞が贈られています。表彰式に参加する子ども達は、認められることでより大きく成長し、他の地域の地域の作品やヒトと触れ合い、大きな自信を深めます。そして、来年もこの場所に立ちたいという気持ちが、さらに子ども達を大きく育てているようです。

 第15回からは主催が財団法人コンピュータ教育開発センターにかわりました。このコンクールの良さをさらに引き出し、学校を舞台にした地域の活性化を強めていきたいと考えます。


マイタウンマップ・コンクール実行委員会
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