Center for Educational Computing
1.定点観測データの共有実験
2.障害児童・生徒のネットワークへのアクセシビリティ改善
3.既存データベースの活用
(1) 目的
各校で定点観測型の企画が実施されているが、情報教育を実践する上で応用できるように観測実施、観測結果のデータ化、データの共有及び共有データの利用を行う。このことにより現場の教師がこれらのデータを活用して、子供達に何を学習させることができるのか、という点を考慮しながら授業の中で実践する。
(2)内容
「全国発芽マップ」「酸性雨調査プロジェクト」「一本の木」「お天気共同観測プロジェクト」「ライブ・カメラ」等の定点観測型企画の実施者、有識者等からなる研究グループを組織する。
活用事例や利用者からの要望の収集を通して、問題点を洗い出し、その結果を他の学校へ紹介する。
上記の5つの企画について、自主企画支援と同程度の支援を行う。
(3)実施体制
・CECおよび研究グループ委員6名程度 (定点観測企画推進幹事校、学識経験者)
・定点観測企画参加校
(4)事務局が実施する項目
・定点観測5企画の支援(自主企画と同程度の支援内容)
・研究グループの開催
(5)この企画の立案の参考としたアイデア及び自主企画提案
アイデア
・「全国発芽マップ97ーケナフー」 宮崎大学教育学部附属小学校
自主企画
・「酸性雨調査プロジェクト」 広島大学附属福山中・高等学校
・「一本の樹」 港区立神応小学校
・「お天気共同観測プロジェクト」 大和市立林間小学校
(6)公募要項
公募はいたしません。
なお、各定点観測企画への参加については各企画の幹事校にお問い合わせください。
幹事校一覧
・「全国発芽マップ97ーケナフー」 宮崎大学教育学部附属小学校
・「酸性雨調査プロジェクト」 広島大学附属福山中・高等学校
・「一本の樹」 港区立神応小学校
・「お天気共同観測プロジェクト」 大和市立林間小学校
・「ライブ・カメラ」 大津市立平野小学校
(1)目的
視覚障害、精神薄弱および肢体不自由障害をもつ児童・生徒を対象に、インターネットを利用した実践を行い、障害をもつ児童・生徒のインターネット利用について有効性、課題を探る。また、この分野での取り組みが遅れている重複障害児童・生徒を対象とした教育利用に関しては、今後必要とされるハードウェア・ソフトウェアの要件について調査する。
(2)内容
a.視覚障害
Lynx Mail Gateway*1システムによるWWW情報の電子メール化サービスを情報基盤センターで実施する。また、そのサービスを利用した実践研究を行い、視覚障害児童・生徒がLynx Mail Gatewayシステムを利用した場合の効果・課題をまとめる。
b.精神薄弱
精神薄弱児童・生徒にとってWebブラウザは、音声や画像に容易にアクセス出来るツールであり、WWWは広域な社会への参加機会を与える効果が期待できる手段である。そこで、WWWを利用した教育利用実践を試みて、WWW及びWebブラウザ利用の効果・課題をまとめる。
c.肢体不自由
学校と在宅児童・生徒との間でインターネットを利用した情報交換を試み、その効果・課題をまとめる。
d.重複障害
b、c項の事例等を参考にしながら、インターネット利用の試みが遅れている肢体不自由と精神薄弱を合わせ持つ重複障害児童・生徒のインターネット利用について、ハードウェア・ソフトウェアの在り方について調査する。
*1:URL情報を受け取り該当URLのページ情報から画像情報等を削除しテキスト情報を抽出し、メール発信元に先のテキスト情報を返信するシステム。視覚障害児童・生徒はこのテキスト情報を音声読み上げ装置で利用することができる。
(3)実施体制
平成8年度共同利用企画(特殊教育)の参加校を中心に、ワーキンググループ委員と事務局の合議により、活動実績のある学校を選定し実施する。
(4)事務局が実施する項目
・上記内容にかかる機器の設置
・研究グループの開催
・上記内容にかかる調査
(5)この企画の立案の参考としたアイデア及び自主企画提案
自主企画
・「盲学校における電子メールの活用」 福島県立盲学校
・「ボランティアネットワーク」 福井大学教育学部附属養護学校
・「ネットワークへのアクセスの改善」 福井大学教育学部附属養護学校
・「障害児教育におけるネットワークの活用研究」 東京都立光明養護学校
(6)公募要項
公募はいたしません。
(1)目的
新聞記事データベースを利用し、インターネットによる一般データベースの有効活用方法を探る。
(2)内容
参加校を募集して、新聞記事データベースを提供し、アンケート等により教育への有効性を分析・評価する。
(3)実施体制
新100校プロジェクト対象校を中心として参加校を募集し、利用者認証システムに登録の上利用する。
(4)事務局が実施する項目
・新聞データベースを日々更新するための新聞記事提供
(5)この企画の立案の参考としたアイデア及び自主企画提案
なし
(6)公募要項
・新聞記事データベース こちらへ