(1)小学校教師の回答
- 情報量が多すぎて,授業時間におさまらないことがある。
- 不適切な情報へアクセスしようとした子どもが現れた。
- インターネットの活用が効果的であることは実感できたが,それらの情報の背景にある努力(長期に渡る観察や実験,調査等)に思いが至らず,すぐ「インターネットで調べてみよう!」と考える子供も出てきた。情報の背景に,人の努力や工夫があることを理解できるようにしていきたい。
- 特になし(マナーの指導は行った。セキュリティーには配慮している。メールは教師の手をへている。)しいていえばHPをみてわかったつもりになる場合がある。
- 機器をこわしてから,あまりさわらなくなってしまった児童が1名いた。
- 資料を見て又はプリントアウトして満足している児童もいた。そこから自分の意見をどう持つかの指導が大切であると感じた。
- 情報集めが多いと授業時間を使いすぎてしまう。
- 調べるという活動が一見楽で安易で分かりやすい受動的な活動になることがある。(ボタンをクリックしたらすべて分かるような)直接人とふれあうことや苦労して図,表,絵などにまとめる活動などが少なくなってきている。
- ホームページなどを作成していく場合に,文字の形・色・大きさなどばかりにこだわり,そこに時間をかけすぎてしまい内容の方(文字,ことばによる表現)に目がいかない場面があった。
(2)中学校教師の回答
- ISDN1回線で30人を超
- インターネットをやることで,何とかなると考える場面が,当初は見られていた。
(3)高校教師の回答
- 自分の調査に無関係のページを見ることもあった。すべての調査項目(アンケート項目)について言える事だが,インターネットを利用する以前に,「調べたい」「知りたい」と思えるような 状況を教師側が作る仕組みが大切だと感じた。
- 検索の結果,中間のサイトに行ってしまいウィルス被害にあった
- ゲームの攻略法など興味を持つ範囲がまだまだせまい
- 現在のところは感じられないが,情報過多に対するマンネリ化や,危険情報の悪い影響が現れる可能性はあると思われる。
- 新聞記事も含めて,じっくり読んで考えることが少なくなった→手軽さの弊害かも?情報活用能力は教科内容にもとづいて育くまれるべきものである。
(4)盲学校 教師の回答
- 点字利用の生徒が音声利用の楽さを知リ,点字の本をあまり読まなくなった。弱視の墨字の生徒も似た状況である。電子図書化が必要だと思う。
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