(ア)公共施設の選定
公共施設といってもその内容は多様であり,生徒一人一人が最も興味を持つものを設定させた。
ただし,生徒が施設の選定をする際には次のことを考えさせる。
・異なる地域の同一施設を比較すること。なぜそこに施設が必要なのか?
・取材等の結果,施設PRのための改善点を見つけること。
(イ)事前調査
・公共施設の持つ社会的背景について正しい知識をもって取材できるように,図書館やインターネットを使って事前調査をさせた。このために施設担当者との意見交換が比較的スムーズにできた。また,施設内の写真撮影のアングルも決まりよい写真が撮れた。
(ウ)取材
・ふるさと歴史館や不忍通りふれあい館では利用者の施設に対する思いが熱く伝わってきて,コミュニケーションの場としての地域に根ざした公共施設の大切さを感じた。
(エ)Webページ作成
・本校ではHTMLによるWebページ制作を行っているので,エディターを使用させなかった。この結果Webページの画像サイズの変更やトリミングなど,レイアウトの実践的な力がついた。
・今後の指導のポイントは,ファイル名・拡張子をすべて半角小文字に統一させること。
生徒の制作したWebページを構成するファイル名にはアルファベット表記を指導したが拡張子までチェックをしなかったため,初めてアップロードしたときに表示できない画像があった。これは,OSがUNIXなどで構築されたサーバのへの対応として必要であり,Windowsレベルでは見落としがちなので注意が必要である。
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