・背景
本校ではインターネット利用により,生徒のリテラシーも高まってきた。自宅でもパソコンを購入し親子でメールアカウントをそれぞれに持ち,インターネットの利用が増えている。しかしながら,家でホームページを作ることなどかなりの力量が必要とされ,実際ページをもっている家庭はほとんどない。
また,高校生レベルになると親子の会話や接点が少なく,協働の場は皆無となる。
このような環境に「ページ作り」「他の家庭との交流」「クラスとの交流」をインターネットを通して実現すれば,なによりも「時間の共有」が可能となる。
・企画実践の必要性,新規性,汎用性,波及効果
家庭との連携の下,子どもを育てていこうとする願いは誰もが持つものの,実際にそのような場は高校では提供されていない。
・新規性
「切れる10代」が問題となりつつある今,インターネットという新しいメディアでかれらの居場所である「家庭」「学校」「教室」をつなぎ,協働作業を学校の授業に連動させて保証することによって,コミュニケーションの蘇生を促す。
・汎用性
これから4万校の学校がインターネットにつながれて行くが,その「家庭」へのつながりは今のところ考慮されていない。
すべての国民にインターネットリテラシをという「ミレニアムプロジェクト」の先行プロジェクトと手を組み,その成果をwebで公開していく。
高校生ともなると個人写真など,公開に対する規制は小さく取り組む対象としては適している。
・波及効果
総合学習の中のテーマとして取り組めるよう,その手順,フォーマットなど公開をしていく。
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