■主催した教育機関 |
・子どもたちの学習の深まりが図れたこと。醤油資料館の正田さんの言を借りるなら、「これまでの資料館見学と子どもたちの意欲や質問する中身が格段に変わっている。」と言わせるほど、子どもたちの興味・関心・意欲は高まった。
・郷土の誇りや自慢ができるようになったこと。「うすくち醤油は龍野だ。」と言える子どもたちが育ったことである。これは、大人になっても忘れないとても貴重な学習であると言える。 |
■授業実施者
(産業界講師)から |
・子どもたちが想像以上に熱心に授業をうけてくれた。
・実物を見て触れることで、児童の理解度が深まった。
・事前に見学をしてもらい、質問整理を整理していたのがよかった。
・実験を行ったことが、分かりやすかった。
・製造現場を見せることで、子どもたちの興味が深まった。
・現場、資料館、ビデオ、静止画像、現物、実験という、教材の組み合わせが授業をすすめるにあたって、役だった。
・醤油づくりにおける情熱と智恵を、授業の中で伝えることができた。
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■担任から |
・打ち合わせの上、今回の授業のために特別の見学コースを設定してもらえた。
・資料館が校区内にあるので、当初は子どもたちに知識差があったが、館長の丁寧な指導のおかげで、見学学習でその差が埋められたように思う。
・専門用語などがあっても、きちんと児童が理解できるように解説があり、その誘導方法も適切だった。
・最初に見学して知識が広まり、そこから自分たちで課題をもっていく学習過程を作ったことが、児童それぞれが意欲的に自分たちで課題が見つけら、調べ学習の意欲につながり、理解度・興味が深まった。
・教師に出来ないプロの深い知識に児童が触れることが出来た。
・マルチメディアの利用については、タイミングがなかなか難しい。
・教材としてのコンテンツの質をもう少しあげる必要がある。
・もろみを濾過して醤油ができる実験は、児童の驚きを誘い、他の実験や実証を含めて、体験的に学べたことが大いに効果的であった。
・講師の豊かなパーソナリティもあって、児童のモチベーションが高いまま継続したことは驚きだった。
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■生徒から |
・わかりやすくてわかった事が80こもかけた。おもしろい人だった。
・先生が仕事の人になりきって声を出したり、自分のことをいっていたのがおもしろかった。
・昔のしょう油づくりのことがよくわかった。→むかしの人はちえをいかしていいことをしていると思った。
・こうじきんがじぶんでたしたねつでしたりするは、はじめてしりました。
・実験をたくさんしてくれたのでおもしろかった。こうじきんの形がわかった。
・いろんな昔の道具を見てたいけんするのが楽しかった。 |
■教育関係の立場から |
・画像・映像等、ITを活用した教材と、実物としての原料や環境を説明する「水」など、教材のバランスが良かった。また、講師の人柄とていねいな説明・知識が活かされ、すばらしい授業であった。
・体験学習を先行して行い、その後に画像を見せるという方式は、無理がなく非常に良かった。
・以前は見学もあっという間に終わり、質問も少なかったと聞いている。今回は授業中活発に質問の手が上がり、講師の説明を先取りする声が次々と上がり、生き生きしていた。
・企業側の広報担当者を交えて地域全体の活性化について、議論を重ねていくとよいと思われる。講師の方々の熱意と知識はすばらしかったが企業の顔がみえない感じがした。
・外部の講師のお話を聞くのは児童たちにとって非常によい事だと思う。特に「どうすればよい」という方法は思い当たりませんが、学校がオープンであればよりベターだと思います。
・予想以上に子供達が45分間集中して授業に取り組んでいたのが印象的でした。
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