研究開発室では、学校での利用に適切なハードウェアを安定的に供給し、良質なソフトウェアを豊富に提供できるよう、種々の基礎的技術やその応用技術についての調査研究を行っています。
教育の情報化推進事業
「教育画像素材構築及び提供システムの開発」
本事業は、平成11年度第二次補正予算事業として「教育用画像素材構築事業」において開発した、学校等教育機関での教育目的において複製・加工など自由に利用できるように著作権処理を行った教育用画像素材を、各教科における指導のために、さらなる充実を目的とし、昨年度に引き続き開発を進めるものです。また、併せてこれらを活用するための、提供システム(公開サイト等)の開発を行います。
「情報経済基盤整備事業」及び「地域産業教育情報化推進事業」
本事業は、平成13年度3月29日に発表された「e-Japan 重点計画」において、”教育及び学習の振興並びに人材の育成”という章が設けられ、ITを活用した学校外との交流促進が明示されるなど、学校と学校外の交流が求められているなか、企業・団体等が得意とするビジネス分野の知識やノウハウを活用した授業を実施するとともに、それに関連する教材・副教材として、学校等教育機関での教育目的において、自由に利用できるよう著作権処理を行った画像素材の開発を行い、インターネット等を利用して広く普及を図っていくものです。
教育の情報化推進事業
「教育用画像素材構築事業(平成11年度補正事業)」
本事業は著作権処理を行った教育用画像素材を開発し、その画像や動画等を自由に検索して活用出来る環境を整備し、学校等教育機関に提供することにより教育の情報化の加速化を図る目的で開発するものです。
開発する画像としては、小・中・高等学校を中心とした各教科で活用出来る画像や動画、国際理解の向上の観点、若しくは日本再発見の観点から日本を紹介する画像や動画を重点的に開発します。
高等学校及び特殊教育諸学校用校内研修用教材の開発に関する調査研究
高等学校及び特殊教育諸学校の全ての教員がコンピュータを操作でき、コンピュータで指導が出来ることを目指し、各学校の校内研修や校内リーダー養成研修等で活用でき、また、個人が適時、簡便に利用できるCD-ROM教材の実施方法、教材の有効性・改善点等について調査研究を行う。
高等学校授業実践事例集の募集開始(H12.11.1)
教育の情報化推進事業
「教員向け情報リテラシー向上システムによる新しい研修形態の提案」プロジェクト
「教員向け情報リテラシー向上システム」は、授業情報システムと学校ヘルプデスクから構成されています。
授業情報システムは各教員の目的やスキルにあった授業実践及び授業情報の蓄積、交換を行ないます。
学校ヘルプデスクは教員を教育・技術の両面からバックアップし、システム運用実践によりスキル向上を目指すシステムです。
両システムを活用することにより、コンピュータを授業で活用できる教員の育成を図ります。
教育の情報化推進事業
「司書教諭・SE等の連携による教員の情報化研修支援システムおよび実証実験」プロジェクト
司書教諭、SE、教員を対象にした各研修コンテンツ(カリキュラムと教材)の制作と、研修支援システムおよび教育ソフトウェア情報の検索システムの開発を行い、これらのコンテンツとシステムを利用して研修を実施し、その有効性を確認することを目的としています。
小・中学校における情報教育の一環として児童・生徒が楽しみながら工業所有権に関する知識を修得できるように、教育用ソフトウェアの開発及び普及を行うための調査研究を実施する。
発明と特許に関する教育用ソフトウェア開発の調査研究
ソフトウェアの基本的な考え方、利用の仕方を検討し、基本設計を行いました。
Javaなどで作成したWeb上で動作する教育用ソフトウェアは、従来の教育用ソフトウェアと異なり、授業の中で短時間で利用するようなコンパクトな教材ソフトウェアの場合、比較的容易にプログラミング作が可能です。また、実行時のインストール作業も必要なく、学校などの使う場所でソフトウェアの動作確認(内容確認)することが出来ます。これらの点から教育においてソフトウェアの共同作成や共有化に適しています。
ネットワーク上の教育ソフトウェアの共同作成と利用に関する調査
本企画では、この様な小さな教材ソフトウェアを共同で作成し、蓄積し、共有利用を図りインターネットの教育利用の応用拡大を狙いました。また、この様なソフトウェア作成は技術的に新しく、教育利用においてどの様に適用できるか、また適した教科・教材や作成技術について調査・検討するため研究グループを設置し、本企画を進めて行くとともに、今後のインターネット上で共有可能な教育用ソフトウェアの効果的な作成についてその方法や課題などを調査しました。