(1)教育実践活動名
5年1組 「米米クラブ」
5年2組 「太陽米プロジェクト」
(2)関係教科名
総合学習,社会科
(3)活動内容の概要および教育効果・成果等
【米作り全般】
当校5年生では,専業農家の方との交流を10年ほど続けている。しかし,その内容はほとんど田植えと稲刈りのみであったため,子どもたちの中には米作りは簡単なのではないかという意識が危惧されていた。
そこで昨年,田植えと稲刈りの間をつなぐものとして,バケツでの米作りをやったが,過程はある程度経験して分かったが,米作りの苦労を感じ取るまでには至っていなかった。 今年度,3m×8mほどの花壇を田んぼにし,プチ田んぼでの米作りを行うことにした。また,総合的な学習の中心教材として米を設定し,1組,2組とも米にかかわった活動を行うことにした。
ちょうどそこに「こめのくに」の存在を知り,全く初めての経験であったので他校の実践や情報のよりどころとして参加することになった。
また,当校としても町中の学校でも米作りができるという実践を報告したいと考え,活動の様子を随時Webで紹介することにした。
【大型精米工場探検記】
稲刈りをし,もみがらをとってみると白い米ではなかった。
米作りを通して,今まで当たり前に食べていたお米がどうやって白い米になっていくのかに対し興味をもち,精米工場の見学に行くことにした。
よく調べてみるとこの精米工場は米所新潟県でも県内に3カ所しかないという大型精米工場でバスで行ける比較的近いところにあることを知った。
しかも最近できたということで最新式の精米工場の様子を取材することもできるということであった。
そこで,総合的な学習の時間として,5年生42名が見学に行った。
内容は,工場全体の説明,一つ一つの機械の説明,子どもたちがもってきた質問への回答であった。
見学後,それぞれが調べてまとめたことをWeb化した。Web化する際に3つの点に留意した。
1 自分たちの言葉で工場見学を伝える。
2 初めて見る人が分かるように,丁寧な解説にする。
3 動画や写真を多く使う。
【外国の米作りを知ろう】
昨年度交流した山形県の鳥海小学校の先生がインドネシアのジャカルタ日本人学校に赴任した。当校6年生の総合的な学習で,NetMeeting(マイクロソフト社)を使って,リアルタイムで交流をする中で,ジャカルタでもお米を食べることを知り驚いた。
お米を食べるのは,日本と中国だけだと思っていた子どもたちが多かった。そこで,全部の国を調べることは難しいが,数カ国を取り上げ調べてみることにした。ジャカルタ日本人学校,ナイロビ日本人学校,リマ日本人学校である。また,夏に私が大韓民国に旅行したので,そこでの米作りの様子を取材してくることにした。
外国の米作りを調べるため,全て海外校に任せるのではなく,インターネットで検索をし,ある程度下調べをした後で,アンケート項目を設定することにした。国際電話もかけ,こちらの熱意も伝え,頻繁にメールでやりとりをした。回答まで約1か月半を要したが,現地の方,国際協力事業団の方,現地の田んぼの様子を遠くまで取材してくださったりと現地にお願いしたからこそ知ることができたような貴重な情報を収集することができた。
回答していただいたアンケートは,すぐにWeb化し,現地でも米についての教材としてすぐに使っていただけるように配慮した。
(4)対象学年・人数
小学校5年生,42名
(5)実施期間
5月〜12月
大型精米工場探検は,平成13年9月10日実施。
(6)利用施設・設備・メディア等
自作学校田,農家の水田,デジタルカメラ,パソコン,電子メール・Web(インターネット環境),見学用バス
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