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金沢星稜大学実践レポート

概要

新しい試みとして、教師を目指す学生に、本研修を受講していただく。

◆第一回◆
 開催日時:平成25年7月8日 16:10〜17:40
 講師:金沢星稜大学 教授 佐藤 幸江氏
 実施モジュール:A−1 理論概説
 ねらい:○21世紀型のコミュニケーション力として「対話,交流,検討,納得説得」があることを理解し,
      自分たちの話し合いが,どこを目指しているか考えながら話し合えるようにする。
     ○ブレーンストーミングの方法を知り,その方法を使って,学生が参加する金沢市立小坂小学校に
      おける「水泳指導における留意事項」に関しての意見をまとめる。
 参加人数:学生 9名

   

◆第二回◆
 開催日時:平成25年7月8日 16:10〜17:40
 講師:金沢星稜大学 教授 佐藤 幸江氏
 実施モジュール:A−1 理論概説
 ねらい:○イメージマップの方法を知り,その方法を使って前期の学生生活に関する振り返りを書くための
      取材を行う。。
 参加人数:学生 14名

   

実施校からの考察

◆第一回◆

○ゼミでの実践である。本ゼミ生は,大変に意欲的ゼミに参加しているが,中には「話し言葉での表現より,書き言葉での表現」を
 得意とする学生もおり,話し合いが全員参加で行われないという様子が見られた。
 そこで,話し合って集団思考のスキルアップをする方法を理解することで,全員参加のゼミをめざした。
○当日は,プレゼンシートが分かりやすくできていて,さらに講師自身が行った小学校の実践を使って,「対話と交流」の違いを検
 討するなどして,前半のねらいである「対話,交流,検討,納得説得」は理解しやすかったと感じた。次に,ブレーンストーミング
 の方法をプレゼンを使って説明をしたが,これもプレゼンシートが分かりやすかったので理解し易かったと感じた。その後,活用
 の場として「水泳指導における留意点」について,それぞれ自分の考えを付箋に書き出し,意見を出し合った。以前に「運動会に
 参加するときの留意点」を話し合ったときよりも意見が多くだされたし,何より全員の意見を出して整理することができたのは,
 大きな収穫であった。
○参加者を2グループに分けて,ブレンストーミングを実施した。両方とも安全に留意する意見は共通していたが,水球の部活をし
 ていた学生のいたグループは,より具体的な指導に関する留意事項が出されていたし,もう1つのグループは「いのちを守る」と
 いう視点での話し合いがなされていて,興味深かった。

◆第二回◆

○ゼミでの実践である。本ゼミ生は,学部1年生であるため,これまで初年度の取組として「知へのステップ」という本を使って,論文
 の書き方を学んできた。それの延長として,本研修をプログラムを活用してイメージマップを使って取材をする方法を研修した。
○当日は,3グループに分かれて,まず大学生活のスタート時にあった「山中研修」での出来事に関して,イメージマップで思考を広
 げた。共通体験であったので,それぞれのグループで楽しそうに取り組む姿が見られた。その後,各グループのイメージマップを
 交換し,自分たちのグループのものと比較し,それぞれが「山中研修」でどのような体験をしていたのか,どのような思いをもって
 いたのかを共有した。
 どのグループからも「不安」と「友だちができた」というキーワードがあるのを確認できた。その後,「では,その後の学生生活
 は?」いうことで,自分自身の振り返りを行った。
 グループで一度イメージマップの書き方を体験していたので,一人でマッピングを行うのも,とスムーズにできていた。
○時間がなくて,マップから文章をおこすところまでいかなかったが,それぞれが振り返りの視点をもった振り返りのレポートを書く
 ことができた。


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