モデル授業概要21世紀型コミュニケーション力は、「対話」「交流」「討論」「説得・納得」の4つの段階があります。そして、この4つの段階は2つのレベルに分かれています。協調的レベルとしての「対話」「交流」と、主張レベルとしての「討論」「説得・納得」です。 協調的レベルで重要なのは、「多様性の理解」です。自分の考えや思いとだれの考えや思いは同じなのか、また、だれの考えや思いとちがうのか、その「同じ」「ちがい」を子ども自ら気づいたり見つけたり、明確にしたりすることができる力を付けることを目指します。 主張的レベルで重要なのは、「最適化の追求」です。「同じ」「ちがう」を理解すると、子どもたちはそれぞれの考えや思いの理由や根拠を明確にして主張し合うようになります。そこで、主張し合うだけでなく、すぐれた考えや思いを評価し、より最適な問題解決に向けて意見を出したり知恵を絞ったりしていく姿を目指します。 ここでは5つのモデル授業をもとに、21世紀型コミュニケーション力を育成する取り組みを紹介します。 低学年1 第二学年・国語/「ゆめののりもの」をしょうかいする会をひろこう 21世紀型コミュニケーション力における「対話」による授業を具体化するため、「相手の考えを聞く」と「自分の考えを持つ」ことが具体化する学習活動を計画した。
「動画」の画像をクリックすると、動画が再生されます。2種類の画質があります。 低学年2 第二学年・生活/「5年生にお願いする会を開こう」「交流」によって、「相手の考えを聞きながら、相手の目的や立場を理解する」と「お互いの考えを整理し、目的や立場に応じて伝える」ことが具体化する学習活動を計画した。
「動画」の画像をクリックすると、動画が再生されます。2種類の画質があります。 中学年1 第四学年・理科/「風船がふくらむわけをみんなで考えよう」
「交流」によって、「相手の考えを聞きながら、相手の目的や立場を理解する」と「お互いの考えを整理し、目的や立場に応じて伝える」ことが具体化する学習活動を計画した。
「動画」の画像をクリックすると、動画が再生されます。2種類の画質があります。 高学年1 第五学年・社会/「養殖漁業と栽培漁業、魚を増やすにはどちらがよいか」「討論」によって、「相手の考えを聞きながら、考えの共通点や相違点を理解する」と「同じところや異なったところを確認し合う」ことが具体化する学習活動を計画した。
「動画」の画像をクリックすると、動画が再生されます。2種類の画質があります。 高学年2 第五学年・算数/「時間を分数で表すにはどうすればよいか」「説得・納得」によって、「自分の考えをわかってもらえたか相手の発言や表情で確認し、新たな説明の仕方を検討する」と「筋道立った説明をしようとしているか再考し、相手に伝える」ことが具体化する学習活動を計画した。
「動画」の画像をクリックすると、動画が再生されます。2種類の画質があります。 上記のモデル授業を詳細にご紹介している「続・コミュニケーション力指導の手引き」をご購入をご希望の場合は、
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