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21世紀型コミュニケーション力育成に関する調査研究

目的

 小学校学習指導要領に対応させながら言語活動と情報活用能力をキーワードに、コミュニケーション力「主体的に情報にアクセスし、収集した情報から課題解決に必要な情報を取り出し、自分の考えや意見を付け加えながらまとめ、メディアを適切に活用して伝え合うことにより深めていくことができる能力。」 と定義し、
これをスキルの視点で捉えると、
 ・人やメディアにアクセスするスキル
 ・複数の情報から必要な情報を取り出し新たに情報を生成するスキル
 ・メディアを活用しながら表現・交流し合うスキル

になる。
 このようなスキルは学校の教育活動全体を通じて身についていくものであり、私たちはこれを端的に「21世紀型コミュニケーション力」と称することにした。
これを育成する手法について研究する。

概要

 「21世紀型コミュニケーション力」は、全国の教員への実態調査や学習指導要領との関連から、協調的段階としての「対話」「交流」と、主張的段階としての「討論」「説得・納得」の4つの段階に整理した。
 特に、小学校高学年や中学校に向けて、「討論」「説得・納得」という主張的段階にどう積み上げていくのかが課題となる。
 その1つの指針として、21世紀型コミュニケーション能力表を整理した。

委員会について

平成24年度「21世紀型コミュニケーション力育成に関する調査研究」委員会のメンバーは以下の通りです。
 
 委嘱名   氏名   所属 
 委員長 中川 一史 放送大学 教授
 副委員長  村井 万寿夫 金沢星稜大学 教授
 委員 秋元 大輔 船橋市教育委員会 課長補佐
 委員 岩崎 有朋 鳥取県岩美町立岩美中学校 教諭
 委員 久保 昌也 船橋市立中野木小学校 校長
 委員 佐藤 幸江 横浜市立高田小学校 主幹教諭
 委員 佐和 伸明 柏市教育委員会 教育研究所 指導主事
 委員 高島 裕樹 大和市教育委員会 教育部 教育研究所 指導主事
 委員 成瀬 啓 宮城県大崎市立鬼首小学校 教頭
 委員 西田 光昭 柏市立中原小学校 校長
 委員 山本 朋弘 熊本県教育庁 教育政策課 指導主事

「コミュニケーション力指導の手引」について

平成22年度事業の一環として「コミュニケーション力指導の手引」を作成しました。
また、平成23年度は、「続・コミュニケーション力指導の手引き」を作成しました。

「コミュニケーション力指導の手引」1,800円(税別)
  • 第一章 学習指導要領における21世紀型コミュニケーション力
  • 第二章 21世紀型コミュニケーション力に関する教員向け調査の結果から
  • 第三章 各教科等における21世紀型コミュニケーション能力表 カリキュラム骨子
  • 第四章 21世紀型コミュニケーション力学習活動案
          低学年・中学年・高学年/各教科別及び中学校
「続・コミュニケーション力指導の手引」1,800円(税別)
  • 第一章 各教科等における21世紀型コミュニケーション能力表 カリキュラム骨子
  • 第二章 21世紀型コミュニケーション力モデル授業学習活動案
  • 第三章 21世紀型コミュニケーション力学習活動案
          低学年・中学年・高学年/各教科別及び中学校
  • 第四章 21世紀型コミュニケーション力学校としての実践研究
  •  

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ご参考

 文部科学省が、各高等学校において言語活動を充実する際の参考となるよう、「言語活動の充実に関する指導事例集〜思考力、判断力、表現力等の育成に向けて〜【高等学校版】」を作成しました。
 ○言語活動の充実に関する指導事例集【高等学校版】
 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/gengo/1322283.htm


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