*国内事例紹介

*海外事例紹介

 

 

 

*海外事例調査

会議の全体概要

プレゼンテーションの全体概要

表彰の概要

主催者について

現場視察の概要

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

* プレゼンテーションの全体概要

---

 

■プレゼンテーションの全体概要

会議(Summit)は様々なメニューで構成されていたが、参加者数・実施時間数ともに多く、本会議の中心となったのが、全米及び世界各国からの参加者によって行われた「プレゼンテーション」である。

各々のプレゼンテーションには、2002年の会議テーマである“Learning”、“Employability” 、“Citizenship”の3つのキーワードのどれが該当するか(複数可)が申込時に配布された「プログラム(ガイドブック)」記されていたため、聴講者は自身の関心に沿って聞きたいプログラムを選択できるようになっていた。

発表は、50人前後を収容可能な部屋(米国の歴代大統領の名がつけられている)で、1件あたり約45分(質疑応答を含む)の持ち時間で実施され、流麗なプレゼンテーションと活発な意見交換が行われた。

テキサス州やノルウェーなどの発表件数が多く注目を集めたが、残念ながら、日本からの発表はなかった。

 

■各プレゼンテーションの概要

■各プレゼンテーションの様子

 

The Tech-Support Program

(オースチン独立学校区における技術支援プログラム)

【場所】

Austin Independent School District, USA

(米国テキサス州オースチン独立学校区)

【主要パートナー企業・団体】

インテル社など

【内容】

地域コミュニティおよびキャンパスに以下のような補足的なIT支援を提供する。

・コンピュータ設備を維持する学校の要員の支援と訓練を行う。

・教師にカリキュラムへ技術を統合することを教えるための訓練を行う。

・ハードウェアおよびソフトウェアのニーズに対応するための仕組みを構築する学校の技術計画を作成し、また学術的な成功を達成しデジタルデバイド(格差)に橋を架けるために必要とされる教師の技術的能力のための基準を確立し、学校職員を支援する。

  【成果】

  ・生徒

信頼できる教室の設備環境で技術に関する教育用アプリケーションを増加させた。

・教師

信頼できる教室あるいは研究所の設備環境で技術アプリケーションとカリキュラムの統合の中から技術に関するスキルを高めた。

  ・地区の学校

3つの小学校、4つの中学校および4つの高校が、このプロジェクトにより、サポートされた。さらに、地区の教育技術および情報システムの部門はそれらの責務を実行する際に援助を受けた。

・コミュニティ

パートナーとなった企業・団体は、学校が直面する問題や、技術が教育設備環境の中でどのように使用されているかについてのよりよい理解を直接得ることができた。

 

Intelligence Online

(ガリレオ教育ネットワークによる知能オンライン)

【場所】

カナダ アルバータ州

【主要パートナー企業・団体】

ガリレオ教育ネットワーク(慈善団体)、アクシア社(情報通信業)、地域の大学など

【内容】

ガリレオ・プロセスは概論と学習論、授業論の大きく3つのプロセスに分かれている。プロセスの不可欠な部分として、教師は知能オンラインの指導者と通信し、彼らの仲間と協力し合っている。

知能オンラインは、さらに教師に生徒の進行状況を追跡し、プラニングプロセスの間に確立された評価基準に基づいて生徒の学習を評価し、親に彼らの子供の学習経験に参加する意義ある方法を与えるようカスタマイズプロジェクト・ウェブサイトを作る能力を供給している。

【成果】

  主要な受講者はK-12の教師であり、その次の受講者は研修教師および中学後の学校の教職員である。主要な受益者は彼らの生徒である。

 

Corporation Between School and Business

(ノルウェー トロムソ地域における学校と企業の協力)

【場所】

ノルウェー トロムソ

【主要パートナー企業・団体】

能力確立計画機関、ノルウェーのビジネスと産業連合(NHO Troms)、トロムセー大学科学院、トロムセー大学(Hogskolen iTromso)トロムセークラフト社(電力会社)

【内容】

中学校、高校の教師のための技術、科学、数学分野における企業の支援による能力開発のプログラム。

教師の教育訓練は、年間を通じて3月〜12月まで実施され、この間に3日間のセミナーが4回、5日間の教師の配属研修(Teacher Placement)が2回実施される。この訓練は、学校と企業間を行ったり来たりしながら実施される。

  特徴は、教師がこのプログラム履修後に教師資格が上がるというインセンティブがあること、訓練期間中に実際に成果を生徒に試すこと、エネルギー企業(産業)として得意な分野や地域に関係の深い題材をテーマとして教材を開発し訓練していることが特徴である。

 

The Company and the City

(ファルコンニッケルバーク社による企業と都市の協力)

【場所】

ノルウェー クリスチャンセン市

【主要パートナー企業・団体】

クリスチャンセン市の中心にある初等および中等学校(第1学年〜第10学年)、Falconbridge Nikkelverk(ファルコンニッケルバーク社)

【内容】

・環境の調査

教師の主導で、地域環境の系統的な調査を実施。10年以上に渡って開発経過を記録しており、種とその拡散における変化を登録するよう継続する計画である。企業の支援活動は、生徒に対して、会社および社会が産業によって引き起こされるかもしれない損害を縮小するために何を共にできるかに関するいくつかの考えを思いつかせることにある。

化学

化学の基礎コース過程で、生徒は、Falconbridgeで科学プロセスを例示するモデル実験を行うことができる。また電気めっき冶金学の産業が現代の工業社会に必要な物質を生産するという事実に対する洞察力を得ることが可能となる。

・最終的な成果

9学年の生徒は、1999年〜2000年にかけて、チーム単位でプレゼンテーション用小冊子の作成に取り組んだ。

このプロジェクトはCEFIC(ヨーロッパの化学産業評議会)の科学教育賞2000の中で一等賞を得た。

 

K-5 Math Initiative

(エクソンモビル社、ヒューストン独立学校地区、ヒューストン・アネンバーグチャレンジK-5数学イニシアチブ)

【場所】

   米国テキサス州ヒューストン

【主要パートナー企業・団体】

エクソンモービル財団、ヒューストン市初等学校(13校)、ヒューストン・アネンバーグチャレンジ

【内容】

K-5を対象にした数学の教育方法について教師、校長および地域社会の知識の増進を図ることを目的に、数学の専門家、数学教師、学校長、保護者を対象にした取り組みを実施。

エクソンモビル財団は、数学教育のプログラム開発に対して支援を行っている。

そして、地域の数学のレベルアップを最終的な狙いとしている。

 

 

 

 

オースチン独立学校区における技術支援プログラム発表の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガリレオ教育ネットワークによる発表の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノルウェー・トロムソ地域の事例発表の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノルウェーのニッケル鉱山会社による学校教育支援の実情についての発表の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エクソンモービル財団による数学教育支援についての発表の様子

 

 

 

▲ページトップ