千葉県・印西市のふたつの顔

印西市の新しい顔「千葉ニュータウン」

 −表彰式の会場で、名刺交換の際に大森小のこども達に「原山中学校は同じ校区なの?」と尋ねたら困惑した顔をしたので、あとで調べてみたら、同じ印西市にあってもこの二つの学校は、まったく成り立ちの違う街に在ることが分かった。−

 小林牧場から、大森小学校に戻って、印西市のもうひとつの顔となろうとしている「新都市」へ向った。市役所・警察署など、街の中心を抜けると、しばらく退屈でつらい時間が続いた。一時間ほど歩くと、平坦な道路の向こうに高層ビルが見えてくる。そこには午前中に歩き回った街とは、まるで違う街の姿が広がっていた。

 北総線は将来的に成田空港と都心を結ぶ計画で敷設された新線で、「千葉ニュータウン」は印西市の新しい顔となっている。文部大臣奨励賞を受賞して、大森小学校と印西市からダブル受賞となった印西市立原山中学校はこの街の中心にある。。

原山中学校の科学部の応募作品は一昨年(第10回)から応募されていたが、もう一年かけるともっと良くなる作品だと思っていたので、その期待通り、素晴らしい作品として高い評価を得たことに私もひそかな喜びを感じていた。そして今回、実際に原山中学校のある印西の街を一日中歩いてみて、やはり彼らが残した足跡(作品)はとても素晴らしいものだったと確信した。
 常々ホームページは同時代を語り継ぐ、「語り部」としての要素を持っていると思っている。この新しい街を歩きながら、彼らが作品づくりを始めようとしたコンセプトや制作を続けようとした意思がよく理解できた気がする。(2005.05.03/kun.)
 どうか、印西の豊かな「自然」に関しては、大森小学校と原山中学校の作品の中に溢れています。是非そこから感じとってみてください。


 昨日から合わせて十時間近く歩いたことになる。さすがに疲れた。
 今日も何処かの街で夕焼けを見ようと思ったが、もう足が棒になったので帰ることにした。歩くことから解放された私は、北総線のホームのベンチに腰を下ろし、看板を見ながら思った。

 「この辺りの電話番号は
  「047-4xx-xxxx」なのか、「0474-xx-xxxx」なのかどっち?」

 「しかし、
  それにしても、なんで北総線の料金はこんなに高いの?」

 ・・・なーんてことを・・・(どうでもいいですね)。

ページトップ
ページトップ