静岡県・「お茶研」の街を歩く

お盆の真っ最中!お茶の街

静岡県三島市に来る用事ができたので、滞在を一日伸ばして富士宮市にある富士根南小学校に向かうことにした。第十回の農林水産大臣賞に選ばれた「お茶研」の学校です。たくさんの審査員から支持されましたが、この作品はやはり農林水産大臣賞ということでスンナリ決まったことを憶えています。表彰式にはお母さん達も含めて総勢三十名ほどが来てくれました。とても魅力的なクラス活動だったことを感じさせてくれた学校でした。

 学校は、山梨の「甲府」と静岡の「富士」を結ぶ身延(みのぶ)線にあります。今回の目的地までは複線でしたが、途中からお決まりの単線になります。少し戸惑ったのは「ワンマン電車」であったこと。三島から細かく乗り継いで、途中に製紙工場のプラントをいくつも見ながら約四十分ほどで、学校のある「源道寺」に着いた。

 いつも通り、情報は最低限の最寄駅だけを確認して学校を目指し、幹線道路に向かって山側へと歩き始めた。その道沿いには静岡ならではの企業看板と全国区のチェーン店が並ぶ。小さな道に入って、住宅地を歩くと宅地の切れ間のスペースに稲田があるが、肝心の茶畑にはなかなか遭遇しない。もしやまた反対側に向かっているのかと不安が過ぎる。しかし、時間もあるので、そのまま足の向くままに歩き続けることにした。

 お盆に最中の街は、ほとんどのお店が休みの張り紙がされている中、八百屋だけが活気があった。普段は置かれているはずの無い経木や供花などが店先に並んでいた。さらに山側に歩き進めるとお寺の山門らしきものに出くわした。とても気になったのは、建築様式が特徴的なこと・・・。

 その特徴のある建築様式の山門をくぐって参道を歩くと、ふと右横に学校の校舎が見えた。「あれぇ。小学校?」それはまぎれもなく富士根南小学校でした。参道横の入り口は小学校の裏門のようで、力感のある富士山の絵が迎えてくれた。学校は段々畑(三段)のようになっていて一番上の段にはグラウンドがあった。
迷わずグラウンドの方に向かった・・・。
そこには私をさそうようにサッカーボールがゴール前に転がっていた・・・。(2005.8.14/kun.)

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