新100校プロジェクト事業 重点企画
<国際化> インターネットを利用した国際交流の実践 |
(1)目的
本プロジェクトは、海外教育関連機関、学校などと連携し、できる限り教科に則しつつ国際交流学習を実践することにより、異文化の理解、コミュニケーション能力の向上を目指し、新しいメディアの教育への活用法、可能性を探る。
海外との交流に際しては、新学期のスタート時期や長期休暇等のスケジュールを事前に十分調整の上交流実践を行う。
(2)評価項目
1) 今後ネットワークを通じて、国際交流を行おうとしている学校に、事例・方法・ 効果などの情報提供をする。
イ.国際理解
企画実施前後での生徒の国際理解度は向上したか
-> 向上に結びついた活動は何か
ロ.コミュニケーション能力の向上
日本の参加校の英語力は向上したか
-> 向上に結びついた活動は何か
ハ.国際交流に対する関心
国際交流に対する関心は高まったか
-> 向上に結びついた活動は何か
2) CECの窓口機能
イ.参加校同志で相互に交流先の情報が提供し合えたか
ロ.参加校同志で相互に交流テーマを提案できたか
ハ.教員同志の交流促進を支援できたか
*参加校の責任者等によるネットワークミーティングなどを開催し活発な情報交換のための場作りを行う。
(3)内容
国際交流の実践のため次の4つのプロジェクトを企画する。
1) 参加校
日本は10校内外、追加参加を可能とする。
2) 実施の枠組み
掲示板を利用する
- 参加校の教員/生徒用の掲示板を利用する
- 生徒が書き込み可能とする。
- 教職員用(研究グループ用も兼ねる)の掲示板は、以下の討議を行う。
- イ.日本の掲示板上のテーマの設定・共通テーマの設定
- ロ.各掲示板の議論の整理
- ハ.討議の進行
- ニ.議論の収束
- ホ.運営上の問題点抽出とその解決策の検討
- ML(メーリングリスト)の作成管理およびWeb化について
- MLの作成・管理とWeb化をコーディネーター(学校)が行う。
- それぞれのWebについては公開し、本プロジェクトの活動内容が一般の学校等で見られるようにする。
3) 実施項目
- 事前準備会議の開催(国内の参加予定校)
- 参加校の募集および参加校の決定を行う。(追加登録も行う)
- 研究グループ(学識経験豊かなアドバイザー、WG(ワーキンググループ)委員から1名、参加校の責任者、CEC事務局)を設置する。
- 研究グループ会議(4回程度)を開催する。
平成10年8月 掲示板の内容、運用方法の決定、授業での活用場面、実施スケジュール、報告書作成のための方針作成(アンケート項目、分析評価方法など)
平成10年10月 活動状況の確認会議
平成10年12月 活動状況の確認会議
平成11年 2月 報告書作成会議
- 利用環境づくり
掲示板、および教職員用(研究グループ用)掲示板を利用する。
参加校以外の学校に交流状況を公開するためにWebを作成する。
- 交流を盛り上げる刺激策として、動画の利用などを検討する。また、共同作品の制作などを試みる。
- 授業の実践 (9月から1月)
テーマの選定は本プロジェクトの参加校が行う。
テーマ設定後、各参加校は共通テーマまたは個別テーマごとに相手校と共同でスケジュールに従いネットワークを通じて交流を行う。
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成果のまとめ
研究グループで検討した内容・項目に従って、CECが各参加校に依頼し、成果報告やアンケート等を集め、研究グループで分析評価し、WGの最終的なレビューを経てとりまとめる。
1998.7.13