■進行
担任主導で富浦の土地を示して山のどこに枇杷園があると枇杷が良く育つかクイズを出し、ビワノートに回答などを記入し発表してもらう。
産業界の講師に代わり、WEBコンテンツを利用しながら、なぜ山の上の方が適地であるか、特に枇杷の木は何処でも育つが枇杷の実と気温の関係を示し、富浦が適地であることを学ぶ。
続いて栽培の苦労や阻害する要因について学ぶ。
最後に房州枇杷として、大きくおいしくするために、花摘みをすること。どのように行なうかを教材で説明する。
八束小学校ではPCとプロジェクターを使用し、PC教室の会議宅に全員(8名)集まって授業した。
富浦小学校では講師の紹介だけ教室で行い、すぐにPC室へ移動した。説明は講師用PCの画像を各児童が使用するPCに表示するように制御して行った。児童は2人で1台のPCを使用した。
■内容
0〜10分(担任の授業)
プロジェクターに富浦をイメージした山のイラストを表示して、山のどこに枇杷園があると枇杷が良く育つか担任がクイズ形式で以下のような質問をする。
寒害(担任が説明)と作業する人の苦労も考えて「あなたならどこでビワを育てたいですか」と、山の頂上付近、中腹、平地から選択して、ビワノートに記述する。
その後、児童達に自分が思った最適な場所について理由とともに発表させる。
〜40分(講師の授業)
児童達に考えてもらった意見を聞いた後で、適した場所について解説する。
南東に向いた斜面でいかに、風と太陽の影響を受けるかをアニメーション化した教材を参考にして説明する。山の上の方が寒害を受けにくいことを説明し、ただし作業が大変であることを学ぶ。同時に山の各地点中腹、低いところや平地での栽培についても言及する。
ビワがよくできるところが理解できたところで枇杷の成長を阻害する要因について説明する。
病害虫に関する説明。
ハウスビワ栽培の利点と問題点を学ぶ。
この10月の台風で被害を受けたことも学ぶ。
次の実習で行う、花摘み(摘房・摘蕾)は枇杷の実を大きくおいしくするために行うことを学ぶ。またどのように行うかをアニメーションで解説する。
〜45分(講師の授業)
時間があまれば、ビワノートに感想を書き、質疑応答を行う。
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枇杷が良く育つ場所のクイズを担任が出題

(千葉県富浦町立八束小学校)

(千葉県富浦町立富浦小学校)

路地枇杷栽培の適地の説明(千葉県富浦町立富浦小学校)

マイクロバスで枇杷園へ移動準備(千葉県富浦町立八束小学校)

大型バスで枇杷園へ移動(千葉県富浦町立富浦小学校)
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