■進行
担任主導でむかし使用していたカギ棒を見せ、ビワノートに感想・疑問を記入し発表してもらう。
産業界の講師に代わり、カギ棒の使い方と、現在のカギ棒を示し作業が楽になったことを学ぶ。
富浦における枇杷生産の歴史、枇杷生産に対する年間作業表(ビワの一年)を見て、各項目を表示しながら解説しそれぞれに農家の人がどのようにたずさわっているかをWEBコンテンツを利用しながら授業を行った。
説明は両校ともPCとプロジェクターを使用して行った。八束小学校では児童はPC教室の会議宅に全員(8名)集まって授業を行った。
富浦小学校は教室とPC教室で授業を行った。カギ棒を見せ、ビワノートに感想・疑問を記入するまでを教室で行い、PC教室へ移動。説明は講師用PCの画像を各児童が使用するPCに表示するように制御して行った。児童は2人で1台のPCを使用した。
■内容
0〜10分(担任の授業)
むかし使用していたカギ棒を見せ、ビワノートに感想・疑問を記入させる。その後感想・疑問を発表してもらうがここでは答えない。
〜40分(穂積氏の授業) 講師にこれはカギ棒というもので、このようにして使っていたと枇杷の枝と、WEBコンテンツを併用して実演した。次に現在使用しているアルミ製のカギ棒を示し、優れていることを説明した。
富浦小学校では正確に説明できた児童がいたので、それを踏まえて説明した。
富浦で枇杷が栽培されるようになってから現在までの概要を説明し、枇杷農家の一年の作業を、年間作業表をメインにして各項目の作業概要を季節単位に講義した。
袋掛け、摘蕾は実演した。
最後に生産者としての苦労とそれを乗り越える努力や工夫を講義した。
枇杷山での作業、出荷を楽にするためモノレールや林道を作り軽トラックで運搬するようになり、作業が楽になったこと、ハウスでビワ栽培を行うことで平地でも枇杷が出来るようになりさらに作業が楽になったこと、露地枇杷より早く取れるようになり、農家の収入も多くなったこと等を講義した。
〜45分(担任の授業)
担任の主導で1年の枇杷栽培の仕事に対する質疑応答を行う。
|

カギ棒が何かを担任が質問(千葉県富浦町立富浦小学校)

カギ棒の説明と実演(千葉県富浦町立八束小学校)

袋掛け用の袋のいろいろ(千葉県富浦町立富浦小学校)

ハウスビワのことなどをビワノートに記入(千葉県富浦町立富浦小学校)
|