■進行
(1)「グループワーク」グループに分かれ、それぞれあったら良いなと思われる家電とそのサービスについて企画させ、発表させる。 (30分)
教材:紙ワークシート
(2)「情報家電を支える技術」「情報サービス」情報家電を支える代表的な技術を紹介する。また単にネットに接続されるだけでなく「情報サービス」が介在することを気づかせる。(15分)
アンケート(5分)
教材:Microsoft(R) Office PowerPoint(R)ファイルドキュメント、小テスト式ワークシート(紙)
■内容
(1) 計画時は生徒の発表1グループあたり10分見ていたが、実際は短い(3分程度)ものであったため、当初2グループ程の発表を グループに増加させ、できるだけ多くのグループを発表させ、コメントを入れる時間を多くとった。生徒の企画例では、外国語自動翻訳機能付携帯電話、乾燥してたたむ洗濯機、ソーラー電池充電及びリモコン兼用携帯電話、録画し忘れた番組を録画できるテレビ、家に忘れた宿題を学校から見ることができるもの、3Dカードなどが挙がり、音声認識や形状記憶の技術、携帯電話をリモコンとして利用する機能(赤外線)は既に実用化されているが家の外からの制御などはインターネット利用などが考えられる等講師がコメントしながら進めた。生徒たちも自分たちが企画したもののため、興味をもって聞いており、教室の雰囲気が盛り上がった。反面発表の時間が長くなり、次の技術やサービスの時間が若干押してしまった。
(2)
・データ(映像)圧縮と記録媒体
非圧縮とMpeg圧縮した場合のデータ容量の差などを示し、映像をネット配信する場合圧縮技術が役にたっていることを示す。単にバイト数を提示してもイメージがわきにくいため、生徒に身近なデータ(携帯の写真など)がそのくらいはいるかなどを示しながら進めた。
・標準化団体
パソコンだけではなく様々な家電がネットワークにつながってくると、「標準化」が必要になってくる事を、Echonetの例などを挙げて紹介した。
・セキュリティ
ネットの悪用例の紹介(スキミングなど)と、暗号化・認証の説明、暗号化認証がないとどうなるかをインターネットカメラの例などを挙げて説明した。
またSPAMメールのところでは、実際のSPAMの例を文面で紹介、このような場合の対処の仕方(返信しない)などを留意点を挙げながら進めた。
・情報サービス
授業全体を振り返り、家電がネットにつながる事、また物理的につながる事のみでなく、そこに情報サービスが介在することで、より便利になったり、楽しむ暮らしのスタイルが生じていることを認識させる。
今一度「家電の歴史」年表を提示し、この先どうなるかの考慮への意識付けを行った。
本セクションは座学になり、また終盤に近づいているため集中力が持続しない事が予測されたため、通常東大和高校にて用いている、小テスト式のワークシートに書き込みメモをとりながら進める方法をとりながら進めた。メモをとることでモチベーションをあげることが日常的に定着しているため、効果があり、集中力を持続させることができた。
前項の発表に時間を多くとったため、時間が押し、ペースは非常に走り気味になった。
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