実行委員 吉崎静夫 からのメッセージ

吉崎 静夫(よしざき しずお) 日本女子大学 人間社会学部 教授

1950年茨城県に生まれる。1978年九州大学大学院博士課程を満期退学し、1986年大阪大学より学術博士の学位を授与される。
職歴は、大阪大学助手、鳴門教育大学助教授を経て、1993年より日本女子大学教授である。
専門分野は、授業研究を中心とする教育工学、教育方法学であり、長年にわたって、小・中学校の先生方の授業づくりを支援している。

地方からのメッセージを作品にのせて!

 今の日本は本当に大変な時代を迎えています。
 特に大きな問題の一つは、少子高齢化に伴う「地方の活気のなさ」です。地方の小都市では、シャッター通りが目立ったり、人口流出に歯止めがかからない状況にあります。
 また、過疎化などで人口の50%が65歳以上という「限界集落」が急速に増えてきていることが話題になっています。

 しかし、地方が元気にならなければ、日本の繁栄はありません。そのためには、自分たちが生活している地域(特に、地方)の良さを再発見し、その良さを全国、そして世界に向けて発信することが求められています。

 子どもたちに地域の良さをじっくりと探し求めさせてください。
 そして、発見した良さを作品という形で表現させてください。
 そこから、地方活性化の道は開けてくるはずです。

(2009.07.24/めるまが M・A・P Vol.10 掲載)
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