産業界との協力授業
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実践事例
地域農業やくらしの時代変化を取材する新聞づくり
実施した教育機関・生徒数・実施日
■真野中学校
学年 クラス 生徒数 実施日 合計授業時間
第3学年 2クラス 57名 平成14年12月4日、5日 9時間30分

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実施した教科・単元
学年 教科名 単元
第3学年 技術・家庭 情報とコンピュータ 〜農業の時代変化を取材する新聞づくり〜

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主催した教育機関
真野町教育委員会
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授業概要

新聞社の編集者や記者が講師となり新聞の基礎理解・制作手法や過程をパワーポイント・HTML・PDF・MPEG1動画等の教材を利用して解説し、取材視点・方法・取材実施とデジカメ写真撮影・原稿作成について記者がデスク役として班ごとにあたり、電子編集作業をまじえた本格的な新聞づくりの学習活動を行う内容とする。また、技術・家庭の教科目標として実践的・体験的な学習活動を通して、コンピュータ活用に関する基礎的な知識と技術を習得することや技術の理解と活用する能力と態度を育てることや中学校3年社会科における地理的分野「地域の規模に応じた調査」(観察や調査活動により地域的特色をとらえる視点や方法、地理的なまとめ方や発表の方法の習得)、公民分野「現代社会と私たちの生活」(高度経済成長から今日までの社会の変容)および国語科「話すこと・聞くこと」「書くこと」の学習内容を踏まえ、本授業では、技術・家庭の時間において、地域農業に関わる人材へのインタビューや地元新聞社が記録した昭和30年代のニュースフィルムによる映像資料をインターネットやコンピュータを活用する調査活動により地域や新潟県の農業の時代変化や現代農業が抱える課題を取材する調査報道的手法による新聞づくりを行い、コンピュータの利用や情報通信ネットワークによる情報の収集、加工、処理について学習する。

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授業のねらい
学習指導要領に照らし「情報手段の果たす役割やコンピュータの操作や利用、情報通信ネットワークの利用法を知ること」を念頭におき、授業の目標を以下のように定めて地域農業やくらしをテーマとする調査取材活動を実施し、調査取材成果を情報発信することに意欲的に取り組む授業とする。
農業やくらしをテーマに情報通信ネットワークを利用して情報収集する方法とその操作、取材成果をコンピュータで加工、処理する方法とその操作を理解しながら、取材成果を情報発信することに意欲的に取り組むことができる授業を実施する。
○新聞の基礎理解で生徒が新聞の目的・特徴を理解し、取材や撮影の仕方・新聞記事の書き方と特徴を理解する。
○昭和30年代の新潟県を記録したニュースフィルムのWeb版データベースやオンラインのフィルムライブラリーを活用した情報収集や映像の加工により、コンピュータの操作や情報通信ネットワークの利用などを学習する。
○新聞づくりで学ぶ撮影の仕方により情報機器のデジカメの利用や操作を学習する。
○生徒が学ぶ取材や撮影の仕方・新聞記事の書き方などの技術を生かして新聞づくりに取り組む意欲や態度を育てる。
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授業内容
実施単位 テーマ
1時限目 「新聞の理解、取材の仕方・記事の書き方」

実施場所 真野中学校・視聴覚室 実施時間 90分
講師 新潟日報社
 岡本  宏(データベース部)
 吉岡 和彦(メディア情報センター)
使用教材 Microsoft(R) PowerPoint(R) 「めざせ新聞の達人!米の挑戦者を調べて伝えよう!」<真野中学校版>、
新潟日報朝刊(授業日朝刊)、
朝刊バックナンバー(昭和62年の授業日朝刊)、
PDF号外(平成14年6月15日)、
全国紙と専門紙・業界紙、
「めざせ!新聞の達人」、
HTML「新聞をつくろう」(新聞ってなあに?・新聞が届くまで・新聞記事とは・新聞記事の書き方・取材のしかた・写真のとり方)、
新潟県統計協会作成資料「県勢、全国からみた新潟県(平成12年、13年)」

授業の進行・内容 授業の様子
■進行
パワーポイントを中心にして内容ごとに配布の新聞や印刷教材等を使用して「新聞の理解、取材の仕方・記事の書き方」、調査報道の概要を講義する。

■内容
・授業概要の説明。稲作農業を調べ、わかったことを新聞という手段で多くの人に伝える。
・新聞の認識を把握。質問「新聞を読んでいる人はいますか?」「どの面(ページ)をよく読みますか?」
・新聞とは何か。(用語、構成、工夫、特徴、種類)生徒の誕生年となる昭和62年の授業日朝刊を利用した15年前の出来事をひと目でわかる資料性やPDF号外による即時性なども紹介)
・他のメディアとの比較。(テレビニュースと比べる)「ニュースや出来事を伝える点でテレビと新聞では、どんなことがどう違いますか?」
・新聞の制作過程。(取材、編集、紙面審査、整理、印刷、配達。取材記者を強調する)
・取材報道と調査報道の違いを説明し、事例として新潟県統計協会作成資料(平成12年、13年)の年次比較により稲作収穫量が全国2位から1位に変化している事実を生徒に確認させながら調査報道の手法を概説する。
・取材の仕方。(名乗ること、明確な質問内容、必ずメモ)
・撮影の仕方。(撮影許可を得る、縦位置と横位置を撮る、足下に注意、必ずメモ。デジカメ撮影体験演習)
・記事の書き方。(事実と考えの区別=作文との違い、結論を先にして短くまとめる、すばやく・正しく・わかりやすく)
・記事、見出しの作成演習。(授業日の朝刊掲載の出来事を事例に、講師主導で生徒に問いかけながら具体的に作成、作成後に朝刊と比較)
真野中学校視聴覚室での授業風景「新聞とは何か」
真野中学校視聴覚室での授業風景
「新聞とは何か」

真野中学校視聴覚室での授業風景「記事の書き方」
真野中学校視聴覚室での授業風景
「記事の書き方」

実施単位 テーマ
2時限目 「取材テーマと取材打ち合わせ」

実施場所 真野中学校・視聴覚室、コンピュータ室 実施時間 90分
講師 新潟日報社
 岡本  宏(データベース部)
 吉岡 和彦(メディア情報センター)
 西川  裕(メディア情報センター)
 小林 啓之(報道部)
使用教材 Microsoft(R) PowerPoint(R) 「めざせ新聞の達人!米の挑戦者を調べて伝えよう!」<真野中学校版>、新潟日報朝刊(授業日朝刊)、「めざせ!新聞の達人」、「Web版新潟日報ニュースフィルムデータベース」、取材カード、新聞割付見本

授業の進行・内容 授業の様子
■進行
パワーポイントを中心に使用して、農業に直接たずさわる人々への取材や農業県を長く取材してきた新聞社の昭和30年代の映像資料「Web版新潟日報ニュースフィルムデータベース」を利用した地域の農業やくらしの時代変化を取材テーマとする新聞づくりを説明する。その後「Web版新潟日報ニュースフィルムデータベース」の検索演習を行ったうえで取材テーマの大枠を提示し4班に分かれ取材活動で実施する具体的な質問内容を打ち合わせて決定させる取材指示を出す。班別の活動では、記者が一人ずつデスク役で担当し、取材内容の整理を行い、新聞割付見本により目標とする記事の体裁を解説する。

■内容
・生徒を4つに班分けする。
・地域の農業やくらしの時代変化を取材テーマとする新聞づくりを説明し、インタビューする人材として地元大規模農家と真野町役場農林水産課長を招くことを告げる。
・調査資料としての映像資料「Web版新潟日報ニュースフィルムデータベース」を紹介。(資料内容紹介を進めながら検索、映像提示を行う)
・コンピュータ室において「Web版新潟日報ニュースフィルムデータベース」を使用して検索演習と静止画像の作成演習を行い映像資料の使い方を学ぶ。
・取材指示。(4つの大きな取材テーマを提示)
・班別に大きな取材テーマを決定する。
  ○真野町にみる「現代の農業」
  ○フィルムにみる「昭和30年代の農業」
  ○統計資料・データにみる「佐渡の農業」
  ○「昭和30年代」という時代
・班内を2つの小グループに分ける。
・小グループ内の役割分担決定。
○アンカーライター(総まとめ役)
○データパーソン(取材記者)
○カメラ撮影・静止画作成担当
○原稿入力担当
・小グループごとに取材内容(質問、調査内容)の打ち合わせ。
・取材内容を取材カードに記録。
 A班:真野町にみる「現代の農業」
(人材へのインタビュー)
  質問1:農業の様子と特色、特徴
  質問2:農業の問題や課題
 B班:フィルムにみる「昭和30年代の農業」
  (フィルム調査)
  調査1:農業の機械化と近代化
  調査2:農業後継者育成の時代
 C班:統計資料・データにみる「佐渡の農業」
(人材へのインタビュー)
  質問1:農家数、農家人口の今
  質問2:農家数、農家人口の昔
 D班:「昭和30年代」という時代
  (フィルム調査)
  調査1:佐渡農業の特産品 「おけさ柿」
  調査2:社会や生活の様子
・取材道具・機器の準備。(取材カード、デジカメ[A班・C班]、フロッピーディスク、筆記具)
・質問とメモの練習。(大きな声でゆっくり、すばやくメモ)
・デジカメ撮影の練習。(A班・C班、縦位置と横位置)
真野中学校視聴覚室での授業風景「取材テーマ紹介」
真野中学校視聴覚室での授業風景
「取材テーマ紹介」

真野中学校視聴覚室での授業風景「Web版新潟日報ニュースフィルムデータベースの紹介」
真野中学校視聴覚室での授業風景
「Web版新潟日報ニュースフィルムデータベースの紹介」

真野中学校視コンピュータ室での授業風景「データベース検索演習と静止画作成演習」
真野中学校視コンピュータ室での
授業風景
「データベース検索演習と
静止画作成演習」

真野中学校視聴覚室での授業風景「取材打ち合わせ」
真野中学校視聴覚室での授業風景
「取材打ち合わせ」

実施単位 テーマ
3時限目 「取材活動」

実施場所 真野中学校・視聴覚室、コンピュータ室 実施時間 120分
講師 新潟日報社 
使用教材 「Web版新潟日報ニュースフィルムデータベース」、取材カード

授業の進行・内容 授業の様子
■進行
地元大規模農家と真野町役場農林水産課長の自己紹介を聞いた後に2班ずつに分かれ人材への取材と昭和30年代の映像資料を調査する取材活動を行う。取材活動後にデータパーソンとカメラ撮影・静止画担当は、取材結果をアンカーライターに報告する。

■内容
・地元大規模農家と真野町役場農林水産課長の自己紹介を聞く。(取材カードに記録)
・A班、C班:視聴覚室において地元大規模農家と真野町役場農林水産課長に記者会見形式で生徒が取材(質問=アンカーライター、データパーソン、原稿入力担当、撮影=カメラ撮影担当)を行う。(取材カードに記録)
・B班、D班:コンピュータ室において映像資料「Web版新潟日報ニュースフィルムデータベース」により調査し、新聞掲載用のニュースタイトルを決定する。アンカーライター、データパーソン、静止画担当、原稿入力担当は、ここまで同一作業。ナレーションを取材カードに記録し、静止画を作成する。
・データパーソンとカメラ撮影・静止画担当は、取材結果をアンカーライターに報告し、アンカーライターは原稿のアウトラインをデスクと協議する。
真野中学校視聴覚室での授業風景「取材活動」
真野中学校視聴覚室での授業風景
「取材活動」

真野中学校コンピュータ室での授業風景「取材活動」
真野中学校コンピュータ室での
授業風景
「取材活動」

真野中学校視聴覚室での授業風景「アンカーライターとデスクの協議」
真野中学校視聴覚室での授業風景
「アンカーライターと
デスクの協議」

実施単位 テーマ
4時限目 「新聞づくり」

実施場所 真野中学校・視聴覚室、コンピュータ室・教室 実施時間 180分
講師 新潟日報社
使用教材 新潟日報朝刊(平成14年11月6日)、取材カード、新聞原稿用紙、「めざせ!新聞の達人」、新聞割付見本

授業の進行・内容 授業の様子
■進行
取材カードの記録から新聞原稿用紙を使って記事を書き、デジカメ写真(A班、C班)と映像資料の静止画(B班、D班)から掲載用の写真を決定し写真説明文を書く。出来上がった原稿を電子編集し、指示のあった字数で見出しを作成。ゲラ刷りを全員で紙面審査したのちに本刷りして新聞を完成する。作業全体を作業項目別に配置した進行表(板書)により各班ごとに進ちょく状況をチェックさせ作業の流れを常に確認させる。

■内容
・題字の決定。
・記事を書くときに間違えたら消しゴムを使わずに文字の上に棒線を引き、書き続けることを伝える。
・小グループごとに11字マスで20行以内でまとまるように小さな記事を書く。(取材カードをもとに新聞原稿用紙で)
・記事は、アンカーライターを中心にして各担当とデスクで原稿を検討する。
・小グループの記事ができたら班全体で一つの記事にして、つながりをアンカーライター、デスクとともに確認する。
・写真決定と説明文作成。(A班、C班は、サムネイル印刷一覧で選択)
・原稿のワープロ入力を原稿入力担当を中心に行う。
・班ごとの記事を印刷して、間違いやつながりのおかしいところがないかアンカーライター、デスクとともに確認する。
・原稿と写真、写真説明文の入ったフロッピーディスクを電子入稿。(印刷したものをつけて)
・電子編集準備。(講師による)
・見出し作成。(トップ記事担当の班は、デスクとともにリード文も作成)
・講師とともに電子編集体験。(トップ記事担当の班は、リード文も作成)
・紙面審査(国語辞典を使用)と本刷り。
・感想発表と講評。

真野中学校教室での授業風景「原稿作成」
真野中学校教室での授業風景
「原稿作成」

真野中学校視聴覚室での授業風景「アンカーライターの原稿チェック」
真野中学校視聴覚室での授業風景
「アンカーライターの
原稿チェック」

真野中学校視聴覚室での授業風景「写真決定」
真野中学校視聴覚室での授業風景
「写真決定」

真野中学校視聴覚室での授業風景「電子編集」
真野中学校視聴覚室での授業風景
「電子編集」

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授業の成果
 本授業では、地域農業やくらしをテーマにして、生徒が地域人材への聞き取り取材や情報通信ネットワークを通して記録映像のデータベースをコンピュータで操作する情報収集および調査取材活動の成果を電子入稿や電子編集に取り組み、昭和30年代と現代との時代変化を新聞という情報媒体に加工して情報発信する学習活動ができた。
 このことは、新聞づくりの手法を取り入れる授業実施に際して、新聞社の産業界講師が参画することで、以下のような成果が見いだせたといえる。

 ○地元新聞社として長く取材してきた貴重な映像記録資料をコンピュータや情報通信ネットワークにより学習活動で効果的に利用できた。
 ○調査や取材の視点や質問点を持った調査取材活動により情報の収集とその加工の理解促進ができた。
 ○調査や取材の成果の加工やまとめにコンピュータを利用して操作や利用形態を体験的に理解できた。
 ○取材事実で構成し広く多くの人に学習成果を情報発信することの意味を示すことができた。
 ○新聞づくり活動を通して生活や産業の中で情報手段の果たす役割を体験的に学習することができた。

 このような授業の成果は、今後の社会科や総合的な学習の時間において、取材・調査などの情報収集手段や取材・調査活動の記録・成果の加工・まとめ・発表などにおいて、生徒がコンピュータや情報通信ネットワークを活用することが十分予想できる。

取材カード


原稿用紙


生徒作成の新聞
http://www.niigata-nippo.co.jp/kodomo/mano.pdf
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実施環境
実施場所 ・真野中学校 視聴覚室、コンピュータ室、教室
使用した機器 ・ノートPC、デスクトップPC、プロジェクター、スクリーン、カラーレーザープリンタ、デジカメ、書画カメラ
その他 高速インターネット回線、国語辞典

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使用教材
教材タイトル 「めざせ新聞の達人!米の挑戦者を調べて伝えよう!」<真野中学校版>
教材仕様 Microsoft(R) PowerPoint(R) ファイル 33画面(MPEG4動画10ファイルを含む)
教材概要 授業概要、新聞の目的と特徴、制作過程、取材の仕方、記事の書き方、取材先の概要、取材テーマを静止画・動画をまじえて解説。

教材タイトル 新潟日報朝刊(授業日朝刊)
教材仕様 印刷
教材概要 授業日当日の新聞紙面確認用。

教材タイトル 新潟日報朝刊バックナンバー(昭和62年の授業日朝刊)
教材仕様 印刷
教材概要 新聞の資料性の説明用。

教材タイトル PDF号外(平成14年6月15日)
教材仕様 PDF
教材概要 号外説明用。

教材タイトル 全国紙と専門紙・業界紙
教材仕様 印刷
教材概要 新聞の種類説明用、全国紙に朝日・読売・毎日と専門紙・業界紙に日経・株式・農機・将棋を使用。

教材タイトル 「めざせ!新聞の達人」
教材仕様 PDF 8ページ
教材概要 新聞の目的と特徴、制作過程、取材の仕方、記事の書き方、写真の撮り方を静止画をまじえて新聞形式で解説するPDF小冊子。

教材タイトル 「新聞をつくろう」(新聞ってなあに?・新聞が届くまで・新聞記事とは・新聞記事の書き方・取材のしかた・写真のとり方)
教材仕様 HTML 各項目1ページ(新聞の制作過程「新聞が届くまで」にMPEG4動画10ファイルを含む)
教材概要 新聞の目的と特徴、新聞の制作過程、取材の仕方、記事の書き方、撮影の仕方の5つの項目を静止画・動画をまじえて解説。

教材タイトル 新潟県統計協会作成資料「県勢、全国からみた新潟県(平成12年、13年)」
教材仕様 印刷
教材概要 稲作収穫量の年次変化を事例に調査報道の手法を解説する資料用。

教材タイトル 「Web版新潟日報ニュースフィルムデータベース」
教材仕様 HTML(CGI) MPEG4動画303本とデータベースファイル1本を含む
教材概要 新聞社制作の昭和30年代のニュースフィルムをデジタルムービー化のうえインターネット上で配信可能なニュースフィルムライブラリーとし、映像検索用のデータベースと合わせたもの。

教材タイトル 「取材カード」
教材仕様 Microsoft(R) Excel ファイル 1シート
教材概要 取材テーマ、回答、撮影内容の記録用紙。

教材タイトル 新聞割付見本
教材仕様 Microsoft(R) Word ファイル 1ページ
教材概要 題字・見出し・記事・写真の配置・サイズ確認用。

教材タイトル 新聞原稿用紙
教材仕様 Microsoft(R) Word ファイル 1ページ
教材概要 1ページ11字×15行×2段の原稿用紙。

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授業協力メンバー
所 属 氏 名 授業での説明
新潟日報社データベース部 岡本 宏
産業界講師(新聞づくり)
新潟日報社メディア情報センター 吉岡 和彦
産業界講師(新聞づくり)
新潟日報社メディア情報センター 西川 裕
産業界講師(新聞づくり)
新潟日報社報道部 小林 啓之
産業界講師(新聞づくり)
新潟きょういく通信 吉川近志
授業準備、全般の補助員
新潟大学教育人間科学部 内山渉
授業準備、全般の補助員
新潟大学教育人間科学部学生 蓮沼和歌子
授業準備、全般の補助員
新潟大学教育人間科学部学生 河野恵里子
授業準備、全般の補助員
日本電子計算(株)新潟支店 金子 等
授業準備

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授業の感想
■授業実施者
(産業界講師)

 中学生ということで、より制作現場に近づける意図をもって、アンカーマン、データパーソン、写真担当、入力担当などの役割分担で授業を実施し、生徒もそれに応える活動ができていた。また、新聞社の持つ歴史的資料を生かしたり、地域の人材への取材による調査報道による新聞づくりの授業を実施できた。

■担任の先生

 佐渡島という地理的要因により外部の専門家を講師にむかえる授業は、これまで不十分であったが、今回の授業では、4人の専門家の講師や補助スタッフの協力を得て、中学校レベルにふさわしい質の高い授業を実施でき、生徒にとっても貴重な体験となった。インタビューや映像資料の活用、原稿作成など新聞づくりに生徒が意欲的に取り組み、コンピュータ室のパソコンやインターネット回線などを有意義に利用できた。

■生 徒

 新聞を作るということは文を書くこと、と思っていたが、この授業で、多くの部門にわかれ、様々な工程があることに驚いた。毎日届く二十ページあまりの新聞。僕らが作ったのは、そのほんの一部の工程だった。僕らはその小さな紙面に対して、米についていろいろな方面から取り組んだ。
 一日目の授業で、新聞について全体像を説明され、いきなり取材を実践した。もちろん実際にやってみるのは面白いが、取材の質問内容を考えることは、記事を決定づける最重要事だった。文にまとめ始めて気づいた事もいくつもあった。短い時間だったが多くのことを知り、正確に伝えようとした。
 小さな紙面には知ったことの全ては入っていない。多くの物を切り捨て、わかりやすく正しく伝えようと協力し、工夫してみた。「結論を最初に、わかりやすく。」文にまとめ始めた時、僕は初めてはっきりした「伝える」という目標を実感した。そうなっているのか不安をもちながらそれでも完成した喜びも味わっている。

■教育関係の立場から

 整備されたコンピュータ室とパソコン、高速なインターネット回線による外部データベースの利用やブロードバンド時代に関する新しい学習展開の可能性を見ることができた。また、地域の取材協力者を起用したり、調査報道やアンカーマン、データパーソン、写真担当、入力担当などの役割分担を導入した授業により中学生レベルに見合った新聞づくりであったと感じた。


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授業情報 実践事例
稲作や米に関わる地域産業を取材する新聞づくり
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地域農業やくらしの時代変化を取材する新聞づくり
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大型精米工場を取材する新聞づくり
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パック餅製造工場を取材する新聞づくり
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農機具製造工場を取材する新聞づくり
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農業資材販売のホームセンターを取材する新聞づくり
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地域農業やくらしの時代変化を取材する新聞づくり


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