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![]() カニの出迎え連絡船を降り、久しぶりの本土からの物資を待ち受けていた島の人々をすり抜けて、島の中へと進んでいった。本土(四国)方面を見ると、台風に引き寄せられる雨雲がハッキリわかる。島はうす曇だが、暑くなりそうな予感。まだ9時前だ。旅館へは2便で渡ることになるだろうと連絡していたので、しばらくバックをゴロゴロと引きずりながら島を歩き回ることにした。 伊島は漁港付近に約90世帯が集落をなして、200人ほどの方が暮らしている。伊島小学校(伊島中学校)は島の街の最奥部にあり、當所神社と松林寺が両サイドから街を見守るかたちになっている。店は漁港から町への入り口にある漁業協同組合があり、いわゆるコンビニエンスストアがひとつだけである。車は走っていない(車は必要ないという方が正しいかも知れない)。
ひとまずは学校へ行ってみることにした。校庭へつながる道の別れ際で、お寺の掃除を終えたらしいお婆さんたちに声をかけられた。 「ええ、まぁ。(たぶん揺れたんだと・・・)」
突然のこととはいえ、気の利かない返事をしてしまった自分に深く反省をした。 |
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