街:エピローグ

エピローグ

 さて、この風変わりな旅をはじめて6年が経ちました。この間書いたコラムも12回。実際には記事にはできなかった旅もありました(歩き過ぎで靴擦れが酷く、激痛しか記憶がないことも2回ほど、あまりに行程がスンナリ行き過ぎて書けなかったことも数回)。左手にデジカメを持ち、大きな荷物をゴロゴロと引きずって、平日の「街(学校のまわり)」を歩いてきました。

 ひとまず、この旅で草臥れた靴を脱ごうと思います。まだ行ってみたいところはたくさんあるのですが、もっと気まぐれな旅で続けたいと思います。もしかすると、時間が経ってしまって、当時、小学生や中学生だった作者がベビーカーを押して私の横を通り過ぎることになるのかも知れません。記事を書くためでなく、ふと気がついた時に回り道をしようと思います。

 最後に、このシリーズをはじめた頃、つまりこのコンクールの発展期を支えてくださった実行委員の堀田龍也先生をはじめ、東京大学の山内祐平先生、フジテレビの木幡美子さん、りそな総研の藤原明さん、貴重なご意見をくださった吉崎静夫先生。そしてNHKの箕輪貴さん。たくさんの方がこのコンクールを楽しみながらご協力くださいました。コンクールへの参加者(応募者・閲覧者)を代表して、感謝の気持ちを表したく思います。本当にありがとうございました。(山本恭仁彦)  

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