青森県・アップリアンに会いに行く

今度は北へ向かう。

 またしても夜のうちに東京をでる・・・。 雨が止んで、朝の8時。

 着いたところは「JR弘前駅」。ねぷた祭を数週間後に控えた青森の弘前市に降り立った。このコンクールを長くご存知の方にはすぐにピンとくると思います。文部科学大臣奨励賞から始まり、4年連続で入賞した8人の小学生がいました。男の子が2人、女の子が6人。全員が野球チームで元気一杯走り回っていた弘前市立草薙小学校(※)のアップリアンたちです。


草薙小学校は弘前市街からは離れた岩木山の麓にあるとても小さなな小学校です。

本州の北の端から届けられたホームページ(入賞作品)は、全国の多くの人を楽しませ、今でも語り継がれており、いろんな学校の作品に受け継がれています。今回の取材では弘前市教育委員会のご協力もあって、高校生になってそれぞれの道を歩きはじめた「アップリアン」に会いに行くことにしました。

 約束の時間までには余裕があるので、駅の案内地図を見ながらルートを考える。とても弘前駅から歩いていける距離ではないことは承知の上で、時間の許すまで岩木山の方向に向かって街を歩くことにした。
 駅の案内地図で記憶のある名前の小学校を見つけたので少し迂回し、九時前でまだ店が開いていない市街を「阿弥陀くじ」のように歩いた。

 弘前城を越えたあたりで、そろそろ街が目を覚ましはじめる(商店の前に人が出てきた)。お土産を買うために入った店で、草薙小学校に近いと思うJR板柳駅までの行き方を尋ねることに・・・。結局、「バス」という結論になるが、そのバスの時刻表を見てみると、白い四角の箱が並ぶばかりで数字など殆どない!どうやら後ろから走ってくる空車タクシーを気にしながら前に進むしかないようだ(かれこれ朝からトロトロ3時間近く歩いている)。

20分ほど歩くと横道から空車のタクシーがやってきた。今回はアップリアンに会うので、歩きつかれてポロボロにならないように、多少は余力を残しておきたかった。多分、ここでタクシーをつかまえられなかったら、草薙小学校に着く頃には日が暮れていたかもしれない(笑)

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