青森県・アップリアンに会いに行く

環境教育のバトンを。北六

 ここ数年、「環境教育」で実績を積み上げてきた学校と言えば仙台市立北六番丁小学校です。毎年テーマを設定して成果を積み上げています。最近では3年連続で入賞されて、表彰式に来ていただいているのに直接お話をしたことがありませんでした(結構、そういうケースが多いのですm(_ _)m)。仙台行きの際は必ずご挨拶だけでもせねばと思っていました。

 入賞は第10回の実行委員会推奨作品からはじまりますが、その以前から先輩たちから後輩たちへと環境教育のバトンリレーをしています。毎年ひとつずつ積み上げていく北六番丁小学校の取り組みはまるでハリーポッターのような長編小説に似ています。また、時間も資金も限られたなかで、地元の大学との連携や民間やNPOの協力などがあって、この地域の子どもたちは環境に対して強い意識を持ち続けられるのだろうと思います。最後に、校長先生から、取り組み中の環境教育ということで、校舎屋上に設置された風力発電・太陽光発電を使ってのエコ水族館を見せていただきました。学校を出てはじめての環境大臣賞を祝って貼り紙をしてくれたお店は?なんてことを考えながらひとまわり。一旦、仙台駅バスターミナルへ。

 帰りの時間までには少し余裕があったので、校庭裏のおじいちゃん(須藤さん)に会い行くことになった。あの頃と同じように校庭を抜けて須藤さんの家に向かう・・・。須藤さんに案内されてアップリアンの木の前に・・・。須藤さんも私と同じように、彼らの成長ぶりに驚いていた。入賞の記念写真を頼りに子ども達と話し掛ける目の奥は確かに潤んでいた。須藤さんにとっても彼らとの出会いは得がたい体験だったのかも知れません。「農薬だとか危険なこと以外は、本当にこの子たちが一生懸命やったんだよ!」と思い出しながら話して頂いた。しかし、最近では開発が原因であの頃の自然がどんどん失われていることには嘆いておられた。

バス停で予定変更。

 この日のうちに仙台市街の小中学校をまわっておこうと思っていたが、馬場小学校行きのバスの時間が近いことに気づく・・・。 一気に予定変更。秋保温泉の先にある馬場小学校を目指すことに・・・。

 長時間、路線バスを使うと停留所に◎◎小学校前、◎◎郵便局前が全国的多いことに気づかされる。仙台駅から約1時間、ようやく目的の「馬場小学校前」に到着。秋保温泉は仙台市から山形方面へ向かう途中にあり、馬場小学校はその更に奥の秋保大滝までの途中にあります。草薙小学校落合小学校のように、道沿いに並ぶ集落が校区をなすロケーションです。乗ってきたきたバスが折り返して(5時過ぎだが、それが仙台駅へ向かう最終便となる)戻ってくるまでに1時間ほどの余裕があったので、学校周辺をウロウロすることにした。担任の先生も表彰式に来てくださった校長先生も別の学校に赴任されたことを聞いていたが、職員室らしき部屋に電灯がついていたのでお邪魔してみた。学校を離れ、やってきた道を約1時間かけて戻ってみる。少々くたびれた頃にバスがやってきた。ただ、待ち時間が無かっただけで、何だかとても効率の良い取材ができた気分になる(笑)。

再び1時間(来た道を戻るのは短く感じる)ほどバスに揺られて仙台駅前に到着。まだ陽が高いと思ったので、予定していた沖野小学校まで足を伸ばすが・・・やはり欲張り過ぎたようだ。  街は車のヘッドライトが点灯し始め、辺りはすでに薄暗くなってしまった。ということで、本日此処まで・・・。
(2007.07.26/kun.)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15  まえへつぎへ
ページトップ
ページトップ