青森県・アップリアンに会いに行く

山形から仙台へ。

天童市の駅から離れたホテルを朝早くに引き上げて山形に向かう。予定よりも早い電車(始発)に乗れた。ここへ来て、ドアの前に立ってボーっとすることもなくなった。大都市近郊を走る電車以外は、開閉ボタンを押して乗り降りをするのだ。このタイミングがなかなか難しくて、ひと呼吸置いて押さないとうまく開かない・・・。後ろから冷ややかな視線を感じるのだ。

 さて、山形市内に始発で入っても、それこそ弘前と同じで街はまだ機能していない。だから、途中駅(北山形)で乗り換えて市内の金井小学校にいってみることにした。乗り換えの勝手が分からず、時刻表通りには行かなかった。悔しげに時刻表を見上げると、次の電車は1時間30分後。

 「歩けばいいんでしょ。」(迷わず決断したが・・・道に迷うかも)

金井小学校はひと駅先の駅近くにあるので、線路を見失わないように住宅街を縫うように歩いてゆく・・・。さすがに都心とは違ってひと駅の距離が長い。しかし、1時間ぐらいで小さな駅が見えてきた。駅の近くにある金井小学校を一周。駅に着くと、待っていれば乗るはずだった寒河江行きの電車がやってくる。とても得した気分(まったく得していないのだが、取り返した気分)。

 此処ははじめての内閣総理大臣賞がでた街(「山形市の街並み」)。残念ながら平日だったので作者のyamuさんにはお会いすることはできなかった。せめて写真と言葉で見てきた山形の街を自分の足で歩いてみることにした。改めて感じたことは「山形市の街並み」というサイトは本当に素晴らしいということ。やはり、綿密に計画を持って動かないといい光景に出会うのは難しいのだなぁ・・・と。やっぱり凄い。

 始発から行動したので、昼飯前(本当は朝飯前)と言うのに、すでに5時間近くウロウロしている。暑さもあって、市街を離れて仙山線に乗りこむ。途中「山寺」で降りる。ホームには「全行程で約2時間」と書いてある。さすがに観光旅行気分ではないので、せめて食事をして次の目的地に向かうことにする。 そこで、今回(13回)の農林水産大臣賞をとった馬場小学校はこの仙山線の近くのはずだと考え、携帯メールに最寄駅と行き方の情報を送ってもらう。最寄の「愛子」駅からは比較的便数も多いので、この時間帯なら馬場小学校に寄って仙台入りできると踏んだ。

 と・・・その筈だった。

 愛子(あやし)駅に着いたのは2時を過ぎていた。バスの時刻表を見てまた愕然とした。「・・・またかよぉ。」数字のない四角い箱だらけ、次のバスは2時間後だ。(4時まで待って、1時間掛かるとしたら、5時で、そこから歩くと・・・真っ暗になって・・・)

 駄目だぁ・・・。30分ほど、時刻表を睨みながら考えて、今日はこのまま仙台入りすることにした。

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