第11回:欧州連合賞

Ten Stories

福岡県 吉村 直洋 氏
作品ページ

 まず、日英の二ヶ国語表記であることが、私たちにとっては大変魅力的でした。さらに、ホームページが発信している「世界」への強いメッセージの内容および、その根底にある外の世界と対話をしようという強固な意志に感心いたしました。選ばれた10の物語はいずれも、日本人が自らの文化を外国人と共有するためにどのような努力を払ったかについて、印象的に雄弁に語っています。と言いながら、EU賞に選んだ理由はもっと単純なものとも言えるかもしれません。いくつかの物語で描かれている異なった文化は、どんな国境に阻まれることなく、互いをよりよく理解し、価値を共有することへ繋がっていく。それこそまさにEUの在り様なのです。

受賞者の声

 「2年間の旅行中に興味のある日本をピックアップしてみたら外国とのつながりが深い日本が見えてきました。根底には海外に日本のことを紹介したい思いが強くあります。私は社会科の教師で英語はそれほど勉強していないので、この賞を受賞できたのは本当にうれしい。ライフワークとしてtwenty stories、thirty stories…と成長を夢みています」(吉村直洋さん談)

ページトップ
ページトップ