第14回:文部科学大臣賞 学校教育部門

こちら、よくし隊−「泊」支部−

鳥取県 湯梨浜町立泊小学校 4年しおかぜB組
作品ページ

 デジタルコンテンツとして公開される学習成果は、その完成度も重要ですが、一番大切なことはその過程に関わった子どもたちが、自身の成長をどれだけ実感できるかが重要だと思います。この作品は学びをすすめる中で、地元に伝わる伝統芸能を周知させたいと思う気持ちが膨らんでいく様子が描かれており、とても優しさを感じる作品であると評価しました。と同時にその先の活動にも期待しています。

受賞者の声

作品をつくって良かったと思うこと・・・
 今回の勉強をしてみて、ジョレンを引っぱったり、地域の人に話を聞きに行ったりして、昔の人の大変さや、昔の人がとても重労働だったことや泊の昔のことがいっぱいわかりました。そして、イタヤ貝がたくさんとれる海にしたくてワカメの養殖をして、いっぱいの友だちができました。ホームページや学習発表会でみんなに発表して周りの人も町をきれいにしようと思ってくれるようになって、ぼくは、今までよりもっと泊が大好きになりました。
 3月20日には、ぼくたちは、育てたワカメの収穫祭「ワカメで元気祭り」を開くようにしています。
その祭りでは、ワカメのおみそ汁を配ったり、参加してくれた人みんなにワカメの刈り取り体験をしてもらったりワカメを地域の人みんなに配ってたりして、人も海も元気にしたいと思っています。
ぼくは、この取り組みをみんなに知らせてこらからも受け継いでいってほしいと思います。
そして、たくさんの人に、「こちら、よくし隊−泊支部−」の活動を見てもらって地球のみんなで、海や川、山や森、身の回りの環境を少しずつよくしていきたいです。

受賞して、変化があったこと・・・
 東京から帰って、泊貝がら節保存会のみなさんに、賞をもらったことや表彰式の様子を報告したり、お礼を言いにいきました。そうしたら、みんなが、「よくがんばったね。」とか「また、がんばってよ。」といってくれました。ぼくは、とってもうれしくなりました。ケーブルテレビに、ぼくの取り組みが紹介されたりうれしいことがいっぱいありました。

表彰式に参加して良かったこと・・・
 今回の表彰式では、泊貝がら節のことを広めたい。そして、鳥取県のことを知ってもらいたくて、泊貝がら節のシンボル「イタヤ貝」を使って鳥取県の県魚「ヒラメ」の置物を作りました。ぼくは、その置物に、「ヒラメイタちゃん」と名前を付けてました。泊貝がら節保存会の人と先生とぼくとで作りました。名刺交換の時に、名刺と一緒にヒラメイタちゃんを渡すと、友だちが、「かわいい。」とか、「すごーい。」、「どうやって作った?」と言ってくれてすごくうれしかったです。ぼくは、泊貝がら節や鳥取県をみんなに広めて、そして、みんなで海をきれいにしてほしいと思いました。
できたら、来年もこの表彰式に来てまた、みんなと会いたいです。

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