第14回：上月スポーツ・教育財団賞

	東浅川探検隊 石川県　金沢市立東浅川小学校　3〜6年

　実際に現地で取材した内容を、パワーポイントソフトを使用して児童自らまとめ上げ、手作り感があって良い。情報発信の機会として文化祭で、保護者や地域の方々を前に1人1人が発表するという一連の流れには、教育的配慮が感じられ、児童が基本的な情報活用能力を獲得する様子がうかがえます。今回は「総合」の時間での取り組みであったが、今後は他教科での取り組みにも生かし、より実践的な活動となるこが期待されます。

受賞者の声

作品をつくって良かったと思うこと・・・
　本校として初めて、3〜6年の合同総合というスタイルの学習を2ヶ月行いました。金沢青年会議所の事業「子どもわがまち探検隊」の一環として学習したことで、地域の宝物や自慢を見つけることができ、いろいろな達人にお会いし取材調査をすることができました。地域の皆さんや、交流している徳島県の小学校に情報を伝える目的で本校ホームページに特設ページを作り始めましたが、全国から問い合わせを頂くことになりました。 　本校の総合学習における学習履歴として、高い成果がありました。

受賞して、変化があったこと・・・
　取材に協力して下さった地域の方々や金沢青年会議所の関係者の方など「東浅川探検隊」に支援して下さった方々からたくさんお褒めの言葉を頂きました。またホームページのアクセス数も増えました。教育関係の方（他県の 小学校の先生）から、学習の構成やワークシート・取材マニュアルなどにつ いて問い合わせがありました。 　産経新聞の北陸版に特集され、地元紙の北國新聞にも記事が出ました。 3月中旬には金沢市教育委員会の石原教育長に受賞報告へ参ります。

表彰式に参加して良かったこと・・・
　昨年度の「わかば賞」に続いての受賞ということで、児童だけでなく育友会の方々も大変喜んで下さって、できるだけたくさんの人数で表彰式に出向こうという話になりました。結果として、児童・保護者・教員で合計36名の参加となりました。育友会の学校教育への理解がより進みました。来年度にも、地域の学習を深めようとする気運が高まっています。