第14回:国土交通大臣賞

めざそう!やさしいまち五福

熊本県 熊本市立五福小学校 4年生
作品ページ

 地域にあるバリアフリー化などの施設や機器の状況を取材や自らの体験により、使う人の立場に立って詳細に調べられ、サイトにきちんと分かりやすくまとめられています。映像的にも写真やイラストを用いて見やすくコンパクトにまとめられています。また、目の不自由な方のための音声による読み上げや見やすい色使いなどの工夫がなされている優れた作品です。

受賞者の声

 五福小学校では、毎年11月にデジタルコンテンツ作成月間を設定し、学習したことを一つの作品にまとめる取り組みを行っています。今回受賞した作品「めざそう!やさしいまち五福」も、その流れに沿って作ったものです。

 子どもたちは、五福のまちが大好きです。

 それは、地域の方たちが子どもたちを温かく見守っておられるからです。子どもたちは、その大好きなまち五福をもっとやさしいまちにするために自分にできることは何だろうと考え、車椅いす体験やアイマスク体験、インタビューや調査活動を行いました。

 この作品は、その活動の中で発見したことや考えたことをまとめたものです。コンテンツを作る段階では、伝えたいことがうまく伝わらず、子どもたちは何度も書き直していました。意見がまとまらず苦労しているグループもありました。でも、「見てくださった方たちが明るい気持ちになれるような作品を作りたい」という気持ちのもと、いっしょうけんめいがんばっていました。苦労が多かった分、完成したときの喜びはひとしおでした。

 今回、「国土交通大臣賞」という素晴らしい賞をいただき、心に残る作品となりました。
 懇親会では、各地区で活躍されている先生方とお話することができました。このコンクールを機会に連携を深めていきたいと思います。

 ICTを使うことで私たちの社会がますます豊かになるよう、その使い手である子どもたちの健全育成のため、これからも、微力ながらがんばりたいと思います。

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